(株)アグリ鶴谷
- 実証課題名
- 「みちびき」活用による新たなスマート営農ソリューション (中山間部における稲作経営対応)
- PDF版
- (株)アグリ鶴谷 (PDF : 1,360.9KB)
導入技術の効果
スマート生育診断
- 導入技術
- AI、栽培管理システム
- 実証圃場の画像と現地調査による生育ステージ情報から深層学習モデルを構築した。モデルを利用した固定カメラ画像によるステージ判定誤差はMAE平均2.0日だった。
- 作成したAIの推奨追肥時期に追肥したところ収量が慣行と比べ2019年度では5.2%、2020年度では5.3%増え、2カ年平均で5.2%増となった。
スマート病害虫診断
- 導入技術
- ドローン、リモートセンシング
- スマートフォンで撮影した画像から、AIにより病気・食害6種類、害虫8種類、雑草16種類について診断を行うことができた。
- ドローンによる圃場の撮影画像からGRVIマップを作成し雑草を検知できた。
- いもち病発生ほ場にてドローンからズーム撮影し画像からAIにより検知・同定することができた。
肥料・農薬散布の作業時間
- 導入技術
- ドローン、AI
- 動力散布機と手動または自動航行ドローンを比べ削減効果を確認した。
- 更なる効率化のため複数台同時航行による自動農薬散布試験を行い、散布時間は2台同時で1.3分/10a、4台同時で1.2分/10aとなった。
水管理の作業時間
- 導入技術
- 水位センサ
- 2020年度では、水位センサー設置圃場において、未設置圃場と比べ水管理作業時間が61.6%削減された。(141.8分/10a→54.4分/10a)
※圃場への給水のための待ち時間等は含まない
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:長谷川、草場
代表:03-3502-8111(内線5891)
ダイヤルイン:03-3502-7437