松岡農園、(株)ルーチャード、山彦農園
- 実証課題名
- レモンにおけるスマート農業機械等の一貫作業体系の実証
- PDF版
- 松岡農園、(株)ルーチャード、山彦農園 (PDF : 1,366.8KB)
導入技術の効果
自動かん水システム
- 導入技術
- 水管理システム
- かん水、施肥による散布時間が無くなり、稼働状態の点検作業のみとなったことで、慣行栽培園地では、作業時間が80~93%削減。
【急傾斜地慣行栽培】 29時間/10a → 2.1時間/10a
【平坦地慣行栽培】 11時間/10a → 2.1時間/10a
充電式剪定機
- 導入技術
- 剪定機
- 重機が入りにくい急傾斜地の園地での剪定において、充電式剪定機を使用し、作業時間が導入前より65~91%削減。但し、高所用の剪定機については、重量があり、長時間の使用は腕への負担が大きく、実用面では課題が残った。
マルチロータ
- 導入技術
- ドローン
- マルチロータによる農薬散布において、1回当たりの作業時間(飛行時間)が、97%削減。
農地環境推定システム
- 導入技術
- 栽培環境センシング
- 町内20地点の気温観測データから、農地環境推定システムを構築し、48時間前に低温のアラート情報を提供。その結果、実証農家において寒波被害を回避し,果実ロスを削減できた。
今後,精度向上や更に早い段階でのアラート情報の提供で、収穫面積の拡大による販売量の増加が期待されている。
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:長谷川、草場
代表:03-3502-8111(内線5891)
ダイヤルイン:03-3502-7437