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農林水産技術会議

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【スマート農業 REAL VOICE NO.24-(2)】(株)スカイマティクス:スタートアップ企業(リモートセンシング)

アイキャッチ画像:スタートアップ企業 株式会社 スカイマティクス

(以下話手:株式会社 スカイマティクス フィールドサクセス担当 赤堀日向子さん)

当社「株式会社 スカイマティクス」はもともと、社長が宇宙業界出身ということもあり、リモートセンシングは取り扱っていました。具体的にはAI技術とGIS技術を組み合わせたサービスを提供しており、測量分野などで展開しています。
今の日本の農業には、高齢化や離農者が多いといった色々な課題があります。日本の国土の75%は山に囲まれて、中山間地にほ場が点在しています。その中で農業を継続していくことは大変に難しいですが、それを手助けするために、空から画像を撮って解析をするリモートセンシングが役に立つのではないかということで、農業分野に参画しました。

ドローンによる空撮×AI解析で、収穫に最適なタイミングを判断

当社の強みは、路地野菜でAI解析を行っている点です。そこで実証事業では、葉色解析サービスにおけるブロッコリーの収穫適期診断の実証を行いました。もともと、キャベツの生育診断を行っており、キャベツは直径が約20センチぐらいなので、それを空から撮ってサイズや重さを解析していました。それができるなら、同じように上から見ればわかるブロッコリーにも適用できるのではないかと考え、大規模ブロッコリー農業経営体である安井ファームさんでの実証事業に取り組みました。

写真:株式会社 スカイマティクス フィールドサクセス担当 赤堀日向子さん株式会社 スカイマティクス
フィールドサクセス担当
赤堀日向子さん

葉色解析サービスにおけるブロッコリーの収穫適期診断画面葉色解析サービスにおけるブロッコリーの収穫適期診断画面

葉色解析サービスで収穫の順番もわかる

(以下話手:有限会社 安井ファーム 代表取締役 安井善成さん)

葉色解析サービスは、非常にシステム自体がデータ化されているので、順番に各ほ場、この場所から収穫できるということが明確に分かり、収穫の際にたいへん役に立ちました。

写真:有限会社 安井ファーム 代表取締役 安井善成さん有限会社 安井ファーム
代表取締役安井善成さん

(以下話手:株式会社 スカイマティクス フィールドサクセス担当 赤堀日向子さん)

このサービスは、全ての都道府県において利用されているので、「リモートセンシングを自分のほ場でも試したい」という方は、ぜひお声がけいただければと思います。

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究推進課 スマート農業実証プロジェクト推進チーム
広報グループ

代表:03-3502-8111(内線5891)
ダイヤルイン:03-3502-7438