このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

【スマート農業 REAL VOICE NO.23-(2)】エアロセンス(株):スタートアップ企業(ドローン)

アイキャッチ画像:スタートアップ企業 エアロセンス 株式会社

(以下話手:エアロセンス 株式会社 測量ソリューションBU 事業部長 菱沼倫彦さん)

当社「エアロセンス 株式会社」は東京に拠点を置いている日本のドローンメーカーです。 この実証プロジェクトでは、当社のドローンでセンシングしたデータから可変施肥マップというものを作成し、それによって、ほ場の中の必要なところに適量の肥料を散布することができ、均一に肥料を散布していた従来手法に比べ、使用肥料量を10%削減できます。

写真:エアロセンス 株式会社 測量ソリューションBU 事業部長 菱沼倫彦さん
エアロセンス 株式会社
測量ソリューションBU
事業部長  菱沼倫彦さん

もうひとつ、センシングでは小麦の品質に関わるタンパク質含有値というものを見ますが、そのタンパク質含有値が、従来の手法に比べて、14%から15%の間で均一化されることを確認でき、これにより選別の労力などが大きく改善されました。
スタートアップ企業のように規模が小さい企業であれば、より小回りの効く形で、それぞれの地域における生産者さんの進め方を理解して、それがうまくいくような技術開発に集中できるところがメリットと思います。

ドローンによるセンシングデータを表示する画面ドローンによるセンシングデータを表示する画面

地域の活力維持のためにドローンの活用を

ドローンによるほ場センシングは、農作業をやる期間で、その中のさらにある特定のタイミングで行われるもので、年中を通して行われるものではないです。使わない期間があるのはもったいないので、ほ場のセンシングだけではなく、その地域の災害マップをつくるであったり、あとは地域のインフラ点検、農業地帯であれば、農業用インフラの点検であったり、森林の点検であったり、地域の活力維持のために当社の技術や製品を活用していただけるようになれば、さらにこの仕事に携わる意義が出てくるのではと思っています。

写真:ドローンによるセンシングの様子ドローンによるセンシングの様子

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究推進課 スマート農業実証プロジェクト推進チーム
広報グループ

代表:03-3502-8111(内線5891)
ダイヤルイン:03-3502-7438