(有)米八
- 実証課題名
- 農業データの一元管理によるスマート農業体系の実証
- PDF版
- (有)米八 (PDF : 1,496.0KB)
導入技術の効果
土壌センサ付き可変施肥田植機
- 導入技術
- 田植機
- 可変施肥田植機により、田植え時に土壌肥沃度をリアルタイムセンシングしながらの適正施肥が実現。減肥により収穫前の稲の倒伏が軽減された。稲の全面倒伏圃場と非倒伏圃場においてICTコンバインによる収穫作業時間を比較したところ、倒伏の有無によって、収穫作業時間は20.2%低減できた。
人工衛星によるリモートセンシング
- 導入技術
- リモートセンシング
- 人工衛星からのリモートセンシングによる作付け前の簡易土壌診断の開発、収穫前のタンパク含有率と籾水分率の診断を実施した。生育状況を客観的に可視化したデータを作業員間で共有し、繁忙期の情報共有と作業効率化、収穫適期での収穫を実現。乾燥コスト(燃料費)の従来比3. 2%低減、歩留まり向上、タンパク含有率指定のブランド米の生産の安定化へ活用できた。
ドローンによるリモートセンシング
- 導入技術
- ドローン、リモートセンシング
- 葉色診断 ひとつの圃場の画像を複数枚撮影することによって農地内の色ムラを定量的に算定、可視化。追肥判断の参考となった。
- 雑草診断 空撮画像のデータ処理を自動化することにより、解析結果の提供時間を約2日から3時間程度に短縮。迅速な除草対応が可能となった。
データ連携
- 導入技術
- 営農管理システム
- 農業者が現場で営農管理システムに農作業記録を入力。
- データ蓄積だけでなく、データ連携により、ICT農機からの作業データや人工衛星・ドローンのセンシングの結果がアグリノートに集積されるようになった。
- 連携したデータを見やすく集約し、来期作付につなげる「レポート機能」を新たに実装し、農業者へ提供した。
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:長谷川、草場
代表:03-3502-8111(内線5891)
ダイヤルイン:03-3502-7437