第220回農林交流センターワークショップ
植物科学・作物育種におけるフェノーム解析-はじめて画像解析を行う研究者のための入門実習-
趣旨

近年、先端的工学技術の生物研究への応用が急速に進んだことで、共通の性質を持つ生体分子の情報を大量かつ高感度に取得する網羅的分子生物学研究が可能になりました。一方で、多様な対象を扱う表現型の大規模解析(フェノーム)においては、特定の技術の汎用的利用が困難であり、個々の研究者のニーズに対応した解析方法の開発が不可欠です。
本ワークショップでは、植物を対象とした顕微鏡から圃場までの様々なレベルのフェノーム研究を講義により紹介するとともに、パソコンで操作できるフリーソフトを使った画像解析について、初心者を対象とした実習を行い、フェノーム解析の一端を体験していただきます。
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講義と実習内容
2019年9月3日(火曜日)
10時00分-10時05分 | 【挨拶】農林水産省農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センターコーディネーション推進課長 荒川 智幸 |
10時05分-10時55分 | 【講義】「画像解析の始め方: サンプリング、観察、撮影条件の検討と撮像」 朽名 夏麿(エルピクセル(株)) |
10時55分-11時40分 | 【実習】「ImageJ を使った画像解析実習: インストールとサンプルデータのダウンロード 前半」 榊原 章之(エルピクセル(株)) |
11時40分-12時00分 | 【実習】「ImageJ を使った画像解析実習: インストールとサンプルデータのダウンロード 後半」 朽名 夏麿 |
13時00分-13時40分 | 【実習】「ImageJ を使った画像解析実習: ファイルの入出力、関心領域(ROI)の指定」 榊原 章之 |
13時40分-14時40分 | 【実習】「ImageJ を使った画像解析実習: 補正・前処理・2値化・領域抽出」 朽名 夏麿 |
14時40分-15時40分 | 【実習】「ImageJ を使った画像解析実習: 数・形態・分布の解析」 榊原 章之 |
15時55分-17時15分 | 【実習】「ImageJ を使った画像解析実習: 色彩の定量的解析」 朽名 夏麿 |
2019年9月4日(水曜日)
09時15分-11時15分 | 【実習】「ImageJ を使った画像解析実習: 多量のデータに対する処理の自動化」 朽名 夏麿 |
11時30分-12時00分 | 【講義】「自動フェノタイピングシステムRIPPSの開発と植物の環境応答解析」 藤田 美紀(理化学研究所) |
13時00分-13時30分 | 【講義】「ディープラーニングによる画像解析」 大下 真弘(ITAGE(株)) |
13時30分-14時00分 | 【講義】「農業AI研究での画像認識技術の適用例」 竹谷 勝(農研機構 農業情報研究センター) |
14時00分-14時30分 | 【講義】「ドローンリモートセンシングの基礎」 坂本 利弘(農研機構 農業環境変動研究センター) |
14時30分-15時00分 | 【フリーディスカッション】全講師 |
15時00分-16時00分 | 【実習】「受講者の画像サンプルを使った具体的な解析法の例示」全講師 |
お問合せ先
農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター
コーディネーション推進課
電話:029-838-7136 メール:
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