流通におけるICT活用の研究開発
- 実証地域
- 岩手県
- 分野
- 漁業・漁村
- 分類
- 個別要素技術型研究
- 代表機関
- 富士通(株) ソーシャルクラウド事業開発室、セキュリティソリューション本部
- 参画研究機関
- (独法研究機関)水産総合研究センター 中央水産研究所、 (企業)(株)富士通アドバンストエンジニアリング
- 研究実施期間
- 平成24~26年度
- PDF版
- 流通におけるICT活用の研究開発
水産物商品表示プラットフォーム実証研究(スマートフォンへの水産物商品情報配信の実証)
魚介類の安心安全を消費者へ伝えるための取り組み
- ICT先端技術を活用し、漁業関係者から消費者を直接つなぎ、伝えることができる社会インフラ基盤を構築
- 消費者が簡単に漁獲・品質情報を参照することが可能となり、安全で美味しいお魚を食べることに寄与

水産物商品情報配信のシステム概要
水産物の商品表示の仕組み
- 漁業者が入力した情報を、消費者がスマートフォンにより簡単に漁獲・品質情報を参照することが可能
- 水産物のおいしさや安全性を消費者に直接伝えることができ、水産物のブランド価値を高めることに寄与

画面イメージ

研究目標
本事業では、今回の研究を実施する地域である岩手県の水産ブランド価値を高めることを目的として、スマートフォンへの水産物表示のためのICT(情報通信技術)プラットフォーム技術の有効性を検証します。 本研究の成果が普及すること、及び水産物の「おいしさ」や「安全性」と産地の情報が一体化することにより岩手県水産ブランドの価値復活と新たなブランドの創出が期待できます。

事業の到達目標(平成26年度末)
「網羅型研究」の水産業の高付加価値化による収益性向上に寄与
利用シーン
(1)ネット購入者
【運用イメージ】
宅配された商品に付随しているFeliCaチップにFeliCa対応スマートフォン、またはPADをかざすとブラウザが立ち上がり、サイトに接続し情報を得る。
【効果】
- (1)FeliCaチップの受け渡しで知り合いに伝わり、新たな注文が見込める。
- (2)贈答先からの注文が見込める。
- (3)レシピを表示したスマートフォンを見ながら調理できる。
- (4)さかなを購入できるECサイトに跳ぶことができる。

注)FeliCaを読み取るための専用アプリを事前にダウンロードしておく必要がある
(2)飲食店
【運用イメージ】
- (1)FeliCaチップを店舗設置端末で読み取り、端末内に設定されている情報(漁獲映像、料理映像)と合わせて、デジタルサイネージ(電子看板)する。
- (2)消費者は、店舗設置端末(兼デジタルサイネージ)にFeliCa対応端末をかざすとブラウザが立ち上がり、Webサイトに接続する。サイトにて魚を注文することができる。
【効果】
- (1)当日のメニューに合わせた魚介類の紹介画面や動画が表示され消費者の興味を引く。
- (2)自分が食べた魚介類の情報(漁獲海域、脂質、漁師情報等)を知ることができる
- (3)食事して気に入った魚介類を注文することができる。

※FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
※FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。
関連情報
研究成果
- 漁業・漁村
- 岩手県
- 流通におけるICT活用の研究開発
この研究についてのお問い合わせ先
この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。
問い合わせ先:富士通(株) ソーシャルクラウド事業開発室 セキュリティソリューション本部
担当者:六川洋一
住所:〒144-8588 東京都大田区新蒲田1-17-25 富士通ソリューションスクエア
TEL:03-6424-6716
E-mail:nssp-fish-call@ml.css.fujitsu.com
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:先端技術実証班 豊井、宮垣、上田
代表:03-3502-8111(内線5897)
ダイヤルイン:03-3502-7462
FAX番号:03-3593-2209