省エネ型漁船の開発
- 実証地域
- 岩手県
- 分野
- 漁業・漁村
- 研究実施期間
- 平成24~29年度
- PDF版
- 省エネ型漁船の開発
技術の概要
漁船の線形は燃費の面からは必ずしも効率的ではないことが多く、少しの工夫により燃費の大幅な改善が見込まれることがある。本研究から流体解析や模型実験により船首バルブ、船尾付加物、船尾幅の絞り込みにより燃費改善が行えることが分かった。

期待される効果
基本的な船型を変えることなく、船首バルブ、船尾付加物,船首幅の絞り込み等を行うことで、通常航海の設計速力(10.5kt)におけるエンジンの必要馬力を約30%削減できることが分かった。また船型自体のリニューアルを行うことにより、移動条件によっては40%程度の馬力削減効果が見込まれることが分かった。模型試験からも船回りの波が減少していることが確認された。

写真,図 船型改良による定置網漁船の抵抗削減結果
関連情報
研究成果
この研究についてのお問い合わせ先
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問い合わせ先:国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産工学研究所
担当者:田丸修
TEL:0479-44-5950
E-mail:otamaru@affrc.go.jp
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:先端技術実証班 豊井、宮垣、上田
代表:03-3502-8111(内線5897)
ダイヤルイン:03-3502-7462
FAX番号:03-3593-2209