ゴマサバの蓄養による高付加価値化
- 実証地域
- 岩手県
- 分野
- 漁業・漁村
- 研究実施期間
- 平成24~29年度
- PDF版
- ゴマサバの蓄養による高付加価値化
技術の概要
蓄養技術を用いた市場環境に応じた出荷調整による漁獲物の付加価値向上
- 蓄養技術とは、漁獲した魚介類を活かしたまま海上生簀や陸上水槽などで無給餌で飼育すること。
- 需要に応じた出荷調整や水揚げ時の1尾ずつの丁寧な魚体処理により高品質化することができ、魚価の向上が見込まれる。
ゴマサバの蓄養と蓄養サバ高鮮度取り上げ

アニサキス対策

超音波診断装置、LEDブラックライト(波長 375 nm)蛍光、LED白色透過光などでサバのアニサキスを検出
期待される効果
蓄養ゴマサバをスラリーアイスに浸漬し、東京や釜石市内の寿司店や日本料理店に鮮魚出荷
「サバの臭みもなく、血合いもとてもきれいでおいしかった。」と高評価。
釜石湾内に設置した海上生簀にて、ゴマサバの海上蓄養試験を実施。蓄養魚の高鮮度凍結試作品の開発やアニサキス検出精度の向上により、蓄養技術体系の確立に目途。

定置で漁獲されたゴマサバの1割を蓄養することで、魚価が向上し、収入の倍増を見込む。
関連情報
研究成果
この研究についてのお問い合わせ先
この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。
問い合わせ先:国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産大学校
担当者:前田俊道
TEL:083-227-3942
E-mail:toshima@fish-u.ac.jp
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:先端技術実証班 豊井、宮垣、上田
代表:03-3502-8111(内線5897)
ダイヤルイン:03-3502-7462
FAX番号:03-3593-2209