微生物資材の育苗用土への活用
- 実証地域
- 福島県
- 分野
- 農業・農村
- 研究実施期間
- 平成25年度~平成29年度
- PDF版
- 微生物資材の育苗用土への活用
技術の概要
微生物資材(ビオ有機)を病原菌に汚染された用土に1%添加し、育苗したキュウリ苗は、添加していない場合に比べ健全株率が高くなり、根部褐変が少なくなります。また、微生物資材(エコガード)を用土に3%添加し育苗したトマト苗を病原菌に汚染された土壌に定植すると、添加していない場合に比べ健全株率が高くなります。
●ビオ有機の添加の有無によるキュウリ苗の健全株率
※品種:パイロット(自根)、ビオ有機添加量:1%(重量当たり)、病原菌密度:105CFU/g

図 キュウリの生育状況
●エコガードの添加有無による定植後のトマト健全株率
※品種:リンカ409(自根)、エコガード添加量:3%(重量当たり)、定植日:5/26、

図 定植後トマトの生育状況
期待される効果
微生物資材(ビオ有機・エコガード)を添加した用土で育苗した場合、ほ場に直接微生物資材を施用する場合と同様の効果が得られ、また、ほ場に直接施用する場合に比べ省力的であり、使用量も少ないことから費用削減が期待できます。

関連情報
研究成果
- 農業・農村
- 福島県
- 野菜栽培による農業経営を可能とする生産技術の実証研究
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TEL:029-832-0901
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お問合せ先
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担当者:先端技術実証班 豊井、宮垣、上田
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ダイヤルイン:03-3502-7462
FAX番号:03-3593-2209