UV-B照射によるキュウリ、トマト苗のうどんこ病抑制効果
- 実証地域
- 福島県
- 分野
- 農業・農村
- 研究実施期間
- 平成25年度~平成29年度
- PDF版
- UV-B照射によるキュウリ、トマト苗のうどんこ病抑制効果
技術の概要
- UV-B電球形蛍光灯を用いた毎日2時間から3時間のUV-B照射により、キュウリ、トマトのうどんこ病を抑制できます。
- UV-Bの放射照度を2~7μw/㎠とすることで、葉の障害を発生させずに、病害抑制効果を得ることができます。


※図中の↓は、化学合成殺菌剤の使用時期、UV-B照射処理は接ぎ木養生後から毎日照射
※トマトのUV-B防除体系も、キュウリと同様に接ぎ木養生後の化学合成殺菌剤防除を行い、菌密度をしっかり減らしてからUV-B照射処理を開始します
※UV-Bは波長が280~320ナノメートルの波長を持つ中波長紫外線です(1ナノメートルは10億分の1メートル)
※文中のUV-B放射照度は目安のため、器具を設置する圃場により異なる場合があります。また病害抑制効果は品種、栽培方法により異なります。小面積でお試しいただき、効果を確認した上で本格的なご利用をおすすめいたします。
期待される効果
- UV-B照射は、植物の免疫機能の活性化を促す作用があるため、特定の農薬に耐性を持ったキュウリうどんこ病にも効果的です。
- 接ぎ木養生直後からの継続したUVB照射処理により、二次育苗期間中の殺菌剤の使用回数を1/3に減らすことが可能です。

関連情報
研究成果
- 農業・農村
- 福島県
- 野菜栽培による農業経営を可能とする生産技術の実証研究
この研究についてのお問い合わせ先
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問い合わせ先:福島県農業総合センター作物園芸部野菜科
TEL:024-958-1724
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:先端技術実証班 豊井、宮垣、上田
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ダイヤルイン:03-3502-7462
FAX番号:03-3593-2209