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農林水産技術会議

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レッドカーランツの新樹形と病害虫防除技術

実証地域
宮城県
分野
農業・農村
研究実施期間
平成23年度~平成29年度
PDF版
レッドカーランツの新樹形と病害虫防除技術

技術の概要

  1. ★新樹形(1):主軸枝6本樹形
    1. (1)樹を2年目の主軸枝数3本と3年目の主軸枝3本で構成する。
    2. (2)収穫時は3年目の主軸枝を切り離してから果房を収穫する。
  2. ★新樹形(2):V字仕立て
    1. (1)苗木を横に寝かせて定植する。
    2. (2)樹は2年目の主軸枝のみで構成し植栽列1m当たり20本の主軸枝を配置する。

図 新樹形イメージ(左:主軸枝6本樹形,右図:V字仕立て)

★主軸枝を衰弱または枯死させるスグリ茎枯病は、罹病部位の剪除と枯死樹の廃棄を行う。剪除は、病斑部と健全部の境界から10cm程度健全部側で切り取り、剪除した枝は園外で適切に処分する。

期待される効果

  1. ★主軸枝6本樹形
    1. (1)果実1kgの収穫時間が19.8分と慣行樹形と比べて36%削減可能。
    2. (2)露地栽培した場合、1a当たり収量はおよそ130kg。
  2. ★V字仕立て
    1. (1)果実1kgの収穫時間が12.9分と慣行樹形と比べて58%削減可能。
    2. (2)主軸枝6本樹形より形の良い房が多くとれる。また、1a当たり収量は100kg。

★スグリ茎枯病被害枝の剪除処理により、主軸枝の衰弱や枯死が大幅に抑制されるため、省力型樹形の維持が容易になり、目標とする収量を達成することができる。

関連情報

研究成果

農業・農村
宮城県
被災地の早期復興に資する果樹生産・利用技術の実証研究

この研究についてのお問い合わせ先

この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。

問い合わせ先:

宮城県農業・園芸総合研究所 (宮城県名取市)

TEL:022-383-8134

秋田県果樹試験場 総務企画室 天王分場班 (秋田県潟上市)

TEL:018-878-2251

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究推進課

担当者:先端技術実証班 豊井、宮垣、上田
代表:03-3502-8111(内線5897)
ダイヤルイン:03-3502-7462
FAX番号:03-3593-2209

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