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農林水産技術会議

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搾乳ユニット自動搬送装置の高度化

プロジェクト名
繋ぎ牛舎でも利用できる高度な搾乳システムの開発
分野
畜産
研究代表機関
農研機構
共同研究機関
オリオン機械株式会社、坂本牧場
研究期間
令和元年度~令和5年度
PDF版
搾乳ユニット自動搬送装置の高度化

研究概要

繋ぎ搾乳牛舎向けに、分房別搾乳停止装置やそれを自動で離脱・回収するアームを開発しました。

この技術により、過搾乳による乳牛への負担軽減と、しゃがみ作業時間の短縮が可能となり、搾乳作業の負担軽減が期待されます。

研究背景

我が国の酪農経営の約8割を占めている繋ぎ牛舎(図1)では、1日2回の搾乳作業(図2)が作業者にとって重労働になっています。

搾乳作業の負担軽減のため、搾乳ユニット自動搬送装置の高度化に取り組みました。

図1繋ぎ牛舎での飼養
図1 繋ぎ牛舎での飼養

図2既存の搾乳ユニット自動搬送装置での搾乳作業
図2 既存の搾乳ユニット自動搬送装置での搾乳作業

主要成果

分房別に搾乳する技術の開発
➔ 分房ごとの乳流量を検知可能な装置の開発により、一定の乳流量を下回った分房ごとに搾乳停止が可能となり、過搾乳 を防止することで乳牛の負担を軽減

乳流量を検知するティートカップの模式図
乳流量を検知するティートカップの模式図

ティートカップの離脱を省力化する技術の開発
➔ 搾乳後にティートカップを自動で離脱・回収することを可能とするアームの開発により、搾乳作業の軽労化を実現

ティートカップを乳房付近に保持できる アームの模式図
ティートカップを乳房付近に保持できるアームの模式図

開発技術を導入した改良機での搾乳作業シミュレーションにおいて、しゃがみ作業と確認作業の回数減少による作業時間短縮を証明
➔ 搾乳作業の軽労化、省力化が期待 

改良機導入により軽減可能な作業例

しゃがみ作業
しゃがみ作業

搾乳状況確認作業
搾乳状況確認作業

この研究についてのお問い合わせ先

この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。

農林水産技術会議事務局研究統括官(生産技術)室

TEL:03-6744-2214

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究企画課

担当:企画班
TEL:03-3501-4609(直通)

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