かんしょ省力機械移植栽培体系の確立
- プロジェクト名
- 青果用かんしょの省力機械移植栽培体系の確立
- 分野
- 畑作
- 研究代表機関
- 農研機構九州沖縄農業研究センター
- 共同研究機関
- 鹿児島県、徳島県、井関農機株式会社
- 研究期間
- 平成30年度~令和4年度
- PDF版
- かんしょ省力機械移植栽培体系の確立
研究概要
かんしょ移植機と移植に適した苗生産の開発を進めることで、移植精度が高い作業体系を確立し、マニュアルとしてまとめました。
手作業が中心の作業体系が機械化されることにより、省力化が進み、人手不足の改善や経営規模の拡大が期待されます。
研究背景
かんしょ生産では、育苗や採苗、移植に係る作業について手作業が中心に行われており、生産現場においては省力化による生産性の向上が大きな課題となっています。
このため、本研究では、機械移植に適した挿し苗技術やかんしょ移植機の開発・改良に取り組みました。
手作業が中心の生産現場では、高齢化による人手不足が深刻化している
育苗から植付までの作業時間が変わっていない
→手作業中心の作業体系が原因
主要成果
- 船底植え対応高性能挿苗機の開発
➔ 苗や圃場への適応性や機械調整を容易化した高性能挿苗機を商品化。移植精度や作業効率が向上
船底植え対応高性能挿苗機
- 種いもからの一斉採苗と高性能挿苗機による植付作業の省力化栽培体系の開発
➔ フラワーネット誘引による機械移植適正苗の育苗と、高性能挿苗機の導入による栽培体系で、慣行の育苗~移植の作業時間から40%削減
一斉採苗方式による採苗作業
- 挿し苗による高設養液育苗システムと高性能挿苗機による作付作業の省力化栽培体系の開発
➔ 高設養液育苗による地床採苗時の無理な作業姿勢の改善と、高性能挿苗機の導入による栽培体系で、慣行の育苗~移植の作業時間から25%削減
高設養液育苗システム
研究成果について動画を閲覧したい方へ向けた情報
より詳細に知りたい方へ向けた参考情報
共同研究機関が開発した製品
- かんしょ移植機(井関農機(株))(外部サイトへ移動)
この研究についてのお問い合わせ先
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農産局地域作物課
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お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究企画課
担当:企画班
TEL:03-3501-4609(直通)