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農林水産技術会議

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プレスリリース

「農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律」に基づき開発供給実施計画を認定しました

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令和7年9月29日
農林水産省
○学校法人立命館(立命館大学)、ベジタリア株式会社、国立大学法人山梨大学及び株式会社アクト・ノードから申請のあった4件の開発供給実施計画を認定。



農林水産省は、農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律(令和6年法律第63号。以下「スマート農業技術活用促進法」という。)に基づき、事業者から申請された開発供給実施計画の認定を行いました。
今回の認定と合わせて、累計47計画を認定しています。

1.趣旨

スマート農業技術活用促進法では、農業において特に必要性が高いと認められるスマート農業技術等の開発及びその成果の普及に関する計画(開発供給実施計画)を農林水産大臣が認定し、認定を受けた事業者は、金融・税制等の支援措置を受けることができます。

今回、学校法人立命館(立命館大学)、ベジタリア株式会社、国立大学法人山梨大学及び株式会社アクト・ノードから申請のあった4件の開発供給実施計画について、同法第13条第4項に基づき内容を審査したところ、いずれも要件を満たすものと認められることから、農林水産大臣の認定を行いました。

いずれも、人手を要する農作業の労働時間の削減等に資する技術と認められるものであり、これらのスマート農業技術の開発及び供給を通じて、スマート農業技術の活用が促進され、農業の生産性が向上していくことが期待されます。

2.申請者の開発供給実施計画の概要

学校法人立命館(立命館大学)(申請代表者)

だいこん洗浄選別施設における、葉切り・洗浄設備や選別機への、ロボットハンドを用いた整列・位置合わせ作業を行う、自動搬入技術の開発及び供給​。

【本技術による生産性向上の効果】
・「露地野菜・花き作」の「選別、調製及び出荷」のうち「ラインへの自動搬入機等による選別又は洗浄作業の省力化に係る技術」により労働時間60%削減に資する技術
(だいこんの葉切り・洗浄設備及び選別機への整列・位置合わせ作業の労働時間の削減)

【活用する支援措置】
・なし

ベジタリア株式会社(申請代表者)

施設アスパラガス生産における、収穫・運搬作業及び粗選別作業の省力化に資する、サイズ判定機能付きAI搭載自動収穫ロボットの開発及び供給。

【本技術による生産性向上の効果】
・「施設野菜・花き作」の「収穫及び運搬」のうち「自動収穫機や台車ロボット等による収穫又は運搬作業​の省力化に係る技術」により労働時間60%削減に​資する技術
​・「施設野菜・花き作」の「選別、調製及び出荷」の​うち「自動パック詰め機等の選別、調製又は出荷​作業の省力化に係る技術」により労働時間60%削減又は付加価値額20%向上に資する技術
(アスパラガスにおける収穫・運搬作業及び​粗選別の省力化)

【活用する支援措置】
・なし

国立大学法人山梨大学(申請代表者)

ぶどうの外観の品質や糖度、重量及びサイズを自動計測し、熟練を要する等級・規格判定をAIを活用して自動で行う技術と、当該技術を備えた選果ライン装置の開発及び供給。

【本技術による生産性向上の効果】
・「果樹・茶作」の「選別、調製及び出荷」のうち「自動​選果機等の選別、調製又は出荷作業の省力化に​係る技術」により労働時間60%削減に資する技術
(ぶどうの等級・規格判定を自動で行う選果機による​選別、調製及び出荷作業に係る労働時間の削減)

【活用する支援措置】
・登録免許税の軽減(会社の設立)

株式会社アクト・ノード(申請代表者)

養鶏ブロイラー生産等の省力化と生産量の増大に係る、体重推定や生体の状態の数値化、鶏舎環境自動制御等を行うデジタル統合型養鶏生産管理システムの開発及び供給。

【本技術による生産性向上の効果】
・「畜産・酪農」の「飼養管理」のうち「画像センシング等による発情・疾病検知等の生体情報取得の省力化に係る技術」により労働時間60%削減に資する技術 等
(畜産・酪農における飼養管理に要する労働時間等の削減)

【活用する支援措置】
・なし

添付資料

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究推進課

担当者:阿部、工藤、中村、青山
代表:03-3502-8111(内線5893)
ダイヤルイン:03-3502-7438

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