令和8年度第2回農林水産技術会議の概要
1.日時
令和8年6月24日(水曜日)14時00分~15時50分
2.場所
農林水産技術会議委員室
3.出席者
【農林水産技術会議】
本川会長、北岡委員、小松委員、内藤委員、二宮委員、松田委員
(北岡委員、二宮委員はWEB参加)
【農林水産技術会議事務局】
堺田事務局長、佐藤研究総務官、羽子田研究調整課長他
【国立研究開発法人】
農研機構生駒副理事長、国際農研長谷川理事長他
4.議事
(1)報告事項
- 研究推進課事業の進捗状況について
- 国際農研第6期計画(環境・資源、食料・栄養、情報・戦略セグメント)について
- その他
(2) 内藤委員からの情報提供
5.概要
(1)報告事項
・事務局から、研究推進課事業の進捗状況について説明した。これに対し、委員から主に以下の意見があった。
1)スタートアップ総合支援プログラムの採択課題のうち、「世界的なタンパク質クライシ スと乳児用ミルク需要増加に対応する、麹菌による乳タンパク質生産供給システムの構築」に関し、乳児用ミルクの開発について、アミノ酸組成や脂肪酸組成、ビタミン、ミネラルはほぼ母乳に近いミルクが市販されているが、感染防御因子は含まれておらず、育児用ミルクの乳児は感染症などになりやすい。今後の開発のおいては感染防御因子を添加した育児用ミルクの開発が望まれる。
2)ずっと遅れていたと言われる果樹についても様々な取組が展開されており期待。
他方、20年くらい前に開発した機器などが、当時は樹形が合わないなどの理由で活用されなかったような成果があるが、現在の技術であれば活用できる場合もあるのではないか。ロストテクノロジーになる前に再点検をしてみて欲しい。
3)大学やスタートアップ単体で採択したものについて、小さな技術がたくさんあってもな かなかたたかえないため、テーマの統合だとか大型化ということを是非政策に組み込んでいただきたい。
以前、技術会議で視察した埼玉県のベンチャーの取組が、当時想定していた以上に成長した。この背景には自治体などの協力者の存在や地域のJAの協力などがあり、技術の発展に重要なことであると考えており、今後の採択テーマについては、このような観点でのフォローをしていただきたい。
4)農業系のスタートアップが増えてきたが、今後、その数や経営規模の変遷などをフォローアップしていっていただきたい。
国際農研から、国際農研第6期計画(環境・資源、食料・栄養、情報・戦略セグメント)について説明した。これに対し、委員から主に以下の意見があった。
1)社会実装を第6期で重視しているとのことであるが、開発技術をアジア・アフリカでの社会実装に繋げることについて、我が国の農業、自給率等にどのように裨益するかということも、国際貢献とのバランスを考えながら明確にしていってもらいたい。
事務局から、その他としてフードテックワーキンググループの動向について説明した。これに対し、委員から主に以下の意見があった。
1)フードテックの取組のうち、陸上養殖は期待ができるが、植物工場については有用物質の生成などを考えないと厳しい。全く新しい植物工場を開発していくような方向で検討を進めていただきたい。
2)フードテックが17分野の一つに選ばれたことは喜ばしいことであるが、植物工場や陸上養殖、食品機械という分野では、他産業の先端技術の分析なども必要になってくる。17分野に選ばれたことをきっかけに、今後、IR(Institutional Research)分析などを進めてはどうかと思う。
3)新規食品について、植物由来のだし、米由来タンパク質などに注目して取り組むとのことであるが、栄養素の組成などの問題も考えて取り組んでいく必要がある。
(2)内藤委員からの情報提供
内藤委員から、世界的な長寿地域である「ブルーゾーン」のひとつコスタリカニコヤ半島 を訪問して得られた知見及び健康長寿に係る学術的見解等について情報提供いただいた。
以 上




