このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

令和7年度第1回農林水産技術会議の概要

1.日時

令和7年5月27日(火曜日)14時~16時

2.場所

農林水産技術会議委員室

3.出席者

【農林水産技術会議】
本川会長、青山委員、北岡委員、小松委員、内藤委員、二宮委員、松田委員
(青山委員、二宮委員はWeb参加)
【農林水産技術会議事務局】
堺田局長、東野研究総務官、羽子田研究企画課長、森研究開発官、龍澤調整室長他
【国立研究開発法人】
中川路農研機構理事、柳原国際農研理事他

4.議題

(1)食料・農業・農村基本計画の策定について
(2)農研機構の第5期中長期目標の変更について
(3)第5期中長期計画期間における業務実績の進捗状況(農研機構(基盤技術研究本部))
(3)報告事項
・研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)の令和7年度新規採択施策について
・経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における食料安全保障の強化に資する研究開発について

5.概要

(1)食料・農業・農村基本計画の策定について
事務局から、新たな食料・農業・農村基本計画の概要について説明した。これに対し、委員から以下の意見があった。

1)食育の推進について、消費者の行動変容につながるよう、文部科学省とも役割分担しながら進めていただきたい。

2)スタートアップ支援について、例えば、中山間地域の課題解決に関心の高い事業者を呼び込むようなニーズ重視の支援方法もあるのではないか。また、49歳以下の就農者数の維持の目標達成のため、農林水産分野以外の大学生や高校生にも農林水産業に関心を持ってもらえるよう基本計画をうまく発信していってもらいたい。

3)農業のスマート化がしっかり盛り込まれたことは非常によい。中山間地域農業のスマート化は困難性が高いものではあるが、課題解決に向けた研究開発を進めていただきたい。

4)品種開発について、品種ができればそれでよいわけではなく、生産現場では栽培技術の開発も重要。また、海外で育成された品種もよいものは活用していくことも必要であると思う。

(2)第5期中長期計画期間における業務実績の進捗状況(農研機構)
事務局から、農研機構の第5期中長期目標の変更について説明した。変更内容について委員の了承を得た。

(3)第5期中長期計画期間における業務実績の進捗状況(農研機構(基盤技術研究本部))
農研機構から、基盤技術研究本部での第5期中長期計画期間における業務実績の進捗状況について説明した。これに対し、委員から以下の意見があった。

1)農研機構と民間企業とが共同で研究開発に取り組む場合、企業側、農研機構側でそれぞれ取り組んでいる内容を明確にすることによって、国民の理解が得られるとともに産学連携も加速していくのではないか。

2)昨今の生成AIの進化は目まぐるしいが日本は世界に出遅れていると感じている。農業特化型生成AIの取組については、これで何をしたいのかというアウトカムを明確にしつつ頑張ってもらいたい。

3)生育予測や収量予測などが経営に役立つということが分かれば、生産現場でも導入が進むだろう。

(4)報告事項
事務局から、報告事項として、研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)の令和7年度新規採択施策について、経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における食料安全保障の強化に資する研究開発について説明した。これに対し、委員から以下の意見があった。

1)牛のゲップ由来のメタンを抑えることが重要で、その課題解決に農林水産省取り組んでいることなど非常に面白いと思うが、国民には十分に伝わっていないと感じている。現在大阪万博が開催されているが、このような場などを活用して、しっかり宣伝していくべき。


以上