「土壌還元消毒」の基礎から実践、その応用まで
第247回農林交流センターワークショップ(先着順)

園芸農業では、連作などに伴う土壌病害虫による被害が甚大で対策が求められています。土壌消毒の方法としては、土壌くん蒸剤が一般的に用いられていますが、適用が困難だったり、十分な効果が得られていない場合も散見され、リスク削減の観点から代替技術が望まれています。土壌中で微生物によって分解されやすい有機物を用いた「土壌還元消毒法」は、土壌くん蒸剤を補完・代替する技術の1つとして普及が進んできていますが、現状では、適切な処理方法が採られていないことによって必ずしも期待した効果が得られていない事例もあります。
本ワークショップでは、「土壌還元消毒法」の基本原理から実践、また、応用事例等について参加者に習得していただきます。参加者は、広く生産団体や農業法人の研究者、行政部局、普及機関等を対象としており、各地域や作物の種類による使用場面での活用法などを幅広く議論し、効率的で適正な処理設計や技術の普及、相互交流を深めることを目的としています。
開催要領・日程 |
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コーディネーター |
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参加費 |
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その他 |
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講義と実習内容
令和7年11月11日(火曜日)
13時00分-13時50分 | 講義 | 土壌還元消毒の概要と背景(農研機構農業環境研究部門 小原 裕三) |
13時50分-14時40分 | 講義 | 糸状菌、センチュウなどに由来する病害の発生生態と対策、評価法について(園芸植物飼育研究所 門馬 法明) |
14時50分-15時40分 | 講義 | 青枯病等、土壌細菌に由来する病害の発生生態と対策、評価法について(農研機構農業環境研究部門 堀田 光生) |
15時40分-16時30分 | 講義 | 固体土壌還元消毒資材の紹介、実施事例や実践など(農研機構九州沖縄農業研究センター 川部 眞澄) |
16時30分-17時10分 | 講義 | 北海道のメロン栽培での低濃度エタノールによる土壌還元消毒法の導入・普及活動の紹介(北海道農政部 大平 誠) |
17時10分-17時15分 | フリートーク | 全体の質疑を含む(全講師) |
令和7年11月12日(水曜日)
9時15分-09時55分 | 講義 | 高知県芸西村でのトルコギキョウ栽培における 低濃度エタノールによる土壌還元消毒法の導入・普及活動の紹介(高知県安芸農業振興センター 楠瀬 真央) |
09時55分-10時15分 | 技術 紹介 |
「ソイルファイン®」を用いた効果的な土壌還元消毒法と事例紹介(片倉コープアグリ株式会社 池頭 靖夫 ) |
10時15分-10時35分 | 技術 紹介 |
「かんげん丸®」を用いた効果的な土壌還元消毒法と事例紹介(イノチホールディングス株式会社 宮地 めぐみ) |
10時35分-10時55分 | 技術 紹介 |
「エコロジアール®」を用いた効果的な土壌還元消毒法と事例紹介(日本アルコール産業株式会社 布施 智恵子) |
11時05分-11時40分 | 事例 演習 |
土壌還元消毒法の処理設計と処理方法(全講師) |
11時40分-12時00分 | フリートーク | 全体の質疑を含む(全講師) |
お申し込み方法
令和7年10月13日(月曜日)までにお申し込みください。
ただし、先着順のため、定員に達し次第終了とさせて頂きます。
\先着順です。お早めにお申し込み下さい。/
ご所属機関で取りまとめて申し込む場合
下記より申込書と申込アンケートをダウンロード後、ご所属機関の窓口にご提出いただき、
ご所属機関の窓口から事務局宛にメールで送信いただきますようお願い致します。
申込書
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(WORD : 28KB) | (PDF : 134KB) |
申込アンケート
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(WORD : 104KB) | (PDF : 128KB) |
受講者決定
お申込み後、後日担当者よりご連絡致します。
お問合せ先
農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
コーディネーション推進課 森田、鈴木、木暮
電話:029-838-7136 メール:koryu7129★maff.go.jp (※メール送信時、★印を@に変更してください。)
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