第221回農林交流センターワークショップ
次世代シーケンサーのデータ解析技術
趣旨

近年、次世代シーケンサー(NGS)が広く利用されるようになり、農学など応用系の分野でも大量塩基配列データを扱う必要は急速に高まりました。NGSによる塩基配列決定は低コスト化が著しいことから、自らデータを取得しかつ解析することが多くの研究過程で必須となっています。
本ワークショップでは、農林水産生物に関わる研究者が、実習を通してNGSデータ解析の実際を知り、NGSデータを扱う実践的な力を身につけることを目標とします。コマンドラインでのデータ解析を学び、また、我々が公開しているウェブサービスを利用することにより、NGSデータ解析の全体像を理解していただくことを目指します。
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講義と実習内容
2019年9月24日(火曜日)※(公開講座)NGSデータ解析シンポジウム
13時00分-13時05分 | 【挨拶】農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター コーディネーション推進課長 荒川 智幸 |
13時05分-13時10分 | 【趣旨説明】 田中 剛(農研機構 高度解析センター 主任研究員) |
<講座内容1:NGSの技術に関して> | |
13時10分-13時50分 | 「植物種に応じたゲノムの解析法と利用法」 白澤 健太(かずさDNA研究所 先端研究開発部 主任研究員) |
13時50分-14時30分 | 「NGSを活用した微生物研究:細菌叢解析から新規ウイルス探索まで」 中川 草(東海大学 医学部分子生命科学 講師) |
14時30分-15時10分 | 「Dovetail Hi-C+Chicagoによる染色体レベルのスキャフォールディング」 越後 輝敦(トミーデジタルバイオロジー株式会社) |
<講座内容2:NGSを用いた研究の具体例について> | |
15時30分-15時55分 | 「アールスフェボリット・マスクメロンの全ゲノム解読」 矢野 亮一(農研機構 高度解析センター 主任研究員) |
15時55分-16時35分 | 「果樹ゲノムが紐解いた「植物における性決定の進化」」 赤木 剛士(岡山大学大学院 環境生命科学研究科 准教授) |
16時35分-17時00分 | 「昆虫におけるNGS解析」 横井 翔(農研機構 生物機能利用研究部門 兼 農業情報研究センター 研究員) |
2019年9月25日(水曜日)
09時00分-09時05分 | 【挨拶】 「本ワークショップについて」 伊藤 剛 |
09時05分-10時30分 | 【実習】「NGSデータ概論」 田中 剛(農研機構 高度解析センター) |
10時30分-12時00分 | 【実習】「ゲノムシーケンシングデータを処理する(1)」 坂井 寛章(農研機構 高度解析センター) |
13時00分-14時00分 | 【実習】「ゲノムシーケンシングデータを処理する(2)」 坂井 寛章 |
14時00分-17時00分 | 【実習】「ゲノム新規アセンブル」 矢野 亮一(農研機構 高度解析センター) |
2019年9月26日(木曜日)
09時00分-12時00分 | 【実習】「RNA-Seqによる大量発現データ解析の基礎」 川原 善浩(農研機構 高度解析センター) |
13時00分-15時00分 | 【実習】「RNA-Seqによる大量発現データ解析の応用」 川原 善浩 |
15時00分-17時00分 | 【講義】「WindowsやMacでのNGSデータ解析環境構築」 佐藤 智之(みずほ情報総研株式会社 情報通信研究部) |
2019年9月27日(金曜日)
09時00分-10時00分 | 【実習】「メタゲノム解析の基礎」 熊谷 真彦(農研機構 高度解析センター) |
10時00分-12時00分 | 【実習】「複雑なNGSデータ解析のGalaxyによる実現(1)」 田中 剛 |
13時00分-15時00分 | 【実習】「複雑なNGSデータ解析のGalaxyによる実現(2)」 田中 剛 |
お問合せ先
農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター
コーディネーション推進課
電話:029-838-7136 メール:
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