ハウスをフル活用するパプリカの養液栽培
- 実証地域
- 岩手県
- 分野
- 農業・農村
- 研究実施期間
- 平成25年度~平成29年度
- PDF版
- ハウスをフル活用するパプリカの養液栽培
技術の概要
水稲育苗後のハウスをそのままの状態で簡易なシステムを使ってパプリカの夏秋どり栽培をおこなう栽培方法です。
1 育苗ハウスをそのままフル活用
水稲育苗後のハウスを耕起することなく、簡易な養液栽培システムを設置するだけで、パプリカを栽培できます。翌年はシステムを撤去するだけでそのまま水稲の育苗ができます。

2 誰でもできる養液栽培
角材とロックウールスラブを組み合わせた簡易な隔離床養液栽培システムにより、設置と撤去が容易な栽培システムです。

3 技術を組合せ収量アップ
接ぎ木栽培により草勢を維持し収量の向上(5~10%)が期待できるとともに、収穫終了直前にはグリーンのパプリカを光照射追熟により着色し、無駄なく出荷(5~15%)できます。

期待される効果
- ロックウールを利用した簡易な隔離床栽培により水稲育苗後のハウスをそのまま有効に活用できます。
- パプリカは輸入取扱い量が多く、市場からは国産品が望まれており、高単価が期待できます(H28 AM規格 600~700円/kg)。
- H28年10aあたりの実績では、収量4.5t、売上げ220万円、経費が115万円であることから105万円の収益が見込まれます。
関連情報
研究成果
- 農業・農村
- 岩手県
- ブランド化を促進する果実等の生産・加工技術の実証研究
この研究についてのお問い合わせ先
この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。
問い合わせ先:岩手県農業研究センター技術部野菜花き研究室
住所:〒024-0003 北上市成田20-1
TEL:0197-68-4420
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究推進課
担当者:先端技術実証班 豊井、宮垣、上田
代表:03-3502-8111(内線5897)
ダイヤルイン:03-3502-7462
FAX番号:03-3593-2209