このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

若手農林水産研究者表彰

平成30年度(第14回)業績概要

養豚排水の窒素低減に関する技術開発

受賞者 長谷川 輝明 氏 36歳

千葉県畜産総合研究センター 企画環境研究室 研究員

略歴

平成18年度北里大学大学院修士課程修了。厚生労働省食品衛生監視員を経て平成21年度より現職。平成28年度北里大学論文博士(農学)授与。

業績概要

背景

排水中に含まれる硝酸性窒素は、環境汚染や人への健康被害の観点から、水質汚濁防止法により規制されている(一般排水基準100mg/L)。畜産業(主に養豚)では一般排水基準の達成が困難なため、現在は暫定基準(600mg/L)が設けられている。暫定基準は段階的に強化されてきた経緯があり、今後、更に厳しく規制されることを想定し、簡易で実用性の高い高度な窒素低減技術の開発が求められている。

研究内容・成果

硝酸性窒素を除去する技術の一つである「硫黄脱窒法」に着目

・硫黄脱窒法とは、硫黄酸化脱窒細菌が無酸素条件下で硫黄を使って硝酸性窒素を窒 素ガスに変換する働きを利用して、排水中に含まれる窒素を除去する方法。

(1)土木用のタンクを転用するなど簡易で低コストな脱窒システムを開発した。

(2)従来の脱窒用硫黄資材よりも高性能で扱いやすい新たな硫黄資材を開発した。

上記(1)(2)により、硝酸性窒素の処理能力が高く、簡易で実用性の高い処理システム を開発した。

受賞評価のポイント

 養豚場等の排水から生じる環境汚染や人への健康被害防止のため、硫黄酸化脱窒細菌による硝酸性窒素の除去技術に着目し、簡易で低コストかつ処理能力が高く、実用性の高い処理システムを開発した点を高く評価した。

連絡先

千葉県畜産総合研究センター企画環境研究室

住所:〒289-1113千葉県八街市八街へ16-1

TEL:043-445-4511

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課

代表:03-3502-8111(内線5810)
ダイヤルイン:03-3502-7399
FAX番号:03-5511-8622