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農林水産技術会議

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雑草イネ等難防除雑草の総合防除体系

プロジェクト名
直播栽培拡大のための雑草イネ等難防除雑草の省力的防除技術の開発
分野
水田作
研究代表機関
農研機構
共同研究機関
山形県、福島県、新潟県、石川県、茨城県、山梨県、三重県、山口県、宮崎県、宮城県、長野県、信州大、秋田県立大、植調協会、愛知県
研究期間
令和元年度~令和5年度
PDF版
雑草イネ等難防除雑草の総合防除体系

研究概要

直播栽培で課題となる雑草イネ等難防除雑草に対する省力的な総合防除体系を開発しました。

防除技術の普及により、水稲の直播栽培面積の拡大が期待されます。

研究背景

水稲の直播栽培においては、栽培稲がまだぜい弱な生育初期と雑草イネ等難防除雑草の防除適期が重なってしまうことから、栽培稲に影響を与えずに難防除雑草を防除することは困難でした。

このため、様々な実証試験に基づき、直播栽培拡大に向けた雑草イネ等難防除雑草の省力的な総合防除体系を開発しました。

2年間総合防除体系を実施した実証事例
雑草イネが多発生( 約160株/m2 )していた圃場において2年間総合防除体系を実施した実証事例雑草イネの発生はほぼ認められない

直播水田でまん延したコウキヤガラ
直播水田でまん延したコウキヤガラ

主要成果

気象条件を考慮した雑草イネの出芽予測モデルを開発し、農業データ連携基盤(WAGRI)に実装するとともに、手取り除草を必須としない省力的防除体系を確立
➔ 雑草イネの出芽時期の予測に基づいた効率的な防除が可能。複数年の防除対策により、直播栽培が可能な水準まで雑草イネ低減を実現

図説

メッシュ農業気象データから取得した圃場の気温データにもとづき雑草イネの出芽時期を予測

代かき防除

適切な水量(浅水)で代かき防除を実施

水稲直播栽培における多年生雑草などの難防除雑草について、有効な除草剤を活用した体系的防除技術や機械防除技術を開発
➔ 直播栽培を継続しながら難防除雑草を徹底防除できることから、直播栽培の拡大が期待

無処理(イネ生育悪)
無処理(イネ生育悪)

除草機処理(イネ生育良)
除草機処理(イネ生育良)


より詳細に知りたい方へ向けた参考情報

この研究についてのお問い合わせ先

この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。

農産局穀物課

TEL:03-6744-2108

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究企画課

担当:企画班
TEL:03-3501-4609(直通)

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