このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

新産業を創出するスマート養蚕技術

プロジェクト名
蚕業革命による新産業創出プロジェクト
分野
カイコ
研究代表機関
農研機構
共同研究機関
群馬県、大阪大学、新菱冷熱工業(株)、 (株)あつまるHD 、(株)免疫生物研究所、(株)ユーグレナ等
研究期間
平成29年度~令和3年度
PDF版
蚕業革命による新産業創出プロジェクト

研究概要

省力・安定的に遺伝子組換えカイコを飼育できるスマート養蚕システムを開発しました。また、遺伝子組換えカイコによるバイオ医薬品等の生産性や機能性を向上する技術を開発しました。

これにより、地域でのカイコの生産と製品化が進み、新たな地域産業の創出が期待されます。

研究背景

日本の独自技術である遺伝子組換えカイコを利用した新たな機能性素材や医薬品等の生産に向けては、カイコ飼育時の温湿度管理、給餌に手間がかかることや有用物質の生産性向上が課題でした。

このため、本研究では、市場の拡大が期待されるバイオ医薬品等を念頭に、カイコの大量飼育が容易にできるスマート養蚕システムの開発や、カイコから得られる抗体タンパク質を効率的に生産する技術の開発に取り組みました。

主要成果

  • 温湿度を徹底的に管理し、給餌のタイミングを判定するシステムを組み込んだ大量飼育装置を製品化
    ➔ 熟練者でなくても遺伝子組換えカイコを省力・安定的に飼育可能に

  • 有用タンパク質の生産効率が、バイオ医薬品等の実用生産に利用できるレベルまで向上し、遺伝子組換え技術による糖鎖付加で、アレルギーが解消され薬効も向上
    ➔市場の拡大が期待されるバイオ医薬品等の実用化に必要な基盤技術を確立したことで、製品化に向けて前進

  • 全国3カ所に企業による遺伝子組換えカイコ飼育施設を設置
    ➔ 地域における産業・雇用の創出が期待

研究成果について動画を閲覧したい方へ向けた情報

より詳細に知りたい方へ向けた参考情報

共同研究機関が開発した製品

この研究についてのお問い合わせ先

この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。

農林水産技術会議事務局研究開発官(基礎・基盤、環境)室

TEL:03-3502-0536

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究企画課

担当:企画班
TEL:03-3501-4609(直通)

FAX:03-3507-8794

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader