施設園芸のデータ活用技術・プラットフォームの開発
- プロジェクト名
- 栽培・労務管理の最適化を加速するオープンプラットフォームの整備
- 分野
- データ活用
- 研究代表機関
- 農研機構
- 共同研究機関
- 産業技術総合研究所、宮城県、千葉大学、東京大学、小林クリエイト(株)、バイエルクロップサイエンス(株)、(株)誠和。、(株)三菱総合研究所
- 研究期間
- 平成29年度~令和3年度
- PDF版
- 栽培・労務管理の最適化を加速するオープンプラットフォームの整備
研究概要
施設園芸の様々な営農データを統合して活用するための仕組みを整備するとともに、営農データを収集し、労務管理や栽培管理に利用する技術を開発しました。
この仕組みにより、農業データ連携基盤(WAGRI)などとも連携し、営農に関わる様々なデータを活用したサービスの開発が期待されます。
研究背景
施設園芸生産の作業計画や人員配置をAI等を使って最適化するためには、作業・環境・生育情報等、様々な営農データの活用が必要になりますが、異なる機器から収集したデータの統合が課題でした。
このため、様々な営農データを統合して活用できる仕組み及び営農データを活用した栽培労務管理やそのための収集技術の開発に取り組みました。
主要成果
- 施設園芸における様々な営農データを統合して収集し、様々な用途で利用できるデータ活用プラットフォームを整備
➔ 民間企業等による労務管理等新たな営農支援サービスの開発が可能に
- 作業内容、時間を簡便に入力できるシステムを開発
➔作業を見える化・効率化
- トマト等の主な病害感染リスクをAIが予測して通知するサービスを開発
➔ 予測に基づいた病害防除で農薬散布回数33%削減
- ハウス内を移動し、果菜類を熟度別に自動でカウントするモニタリングシステムを開発
➔ 収穫時間を予測し、作業時間を平準化
研究成果について動画を閲覧したい方へ向けた情報
より詳細に知りたい方へ向けた参考情報
共同研究機関が開発した製品
- 作業データ入力システム(小林クリエイト(株))(外部サイトへ移動)
- Plantect®(バイエルクロップサイエンス(株))(外部サイトへ移動)
この研究についてのお問い合わせ先
この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。
農林水産技術会議事務局研究統括官(生産技術)室
TEL:03-3502-2549
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究企画課
担当:企画班
TEL:03-3501-4609(直通)
FAX:03-3507-8794