土壌病害診断AIアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」の開発
- プロジェクト名
- AIを活用した土壌病害診断技術の開発
- 分野
- 土壌病害
- 研究代表機関
- 農研機構
- 共同研究機関
- 北海道、宮城県、群馬県、千葉県、神奈川県、長野県、静岡県、富山県、岐阜県、三重県、香川県、高知県、熊本県、東京農業大学、アグロカネショウ(株)、(株)システム計画研究所、(株)CTIフロンティア
- 研究期間
- 平成29年度~令和3年度
- PDF版
- AIを活用した土壌病害診断技術の開発
研究概要
土壌分析や栽培状況等を基に畑を診断し、土壌病害の発生しやすさに応じた適切な対策技術を提示するウェブアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」を開発しました。
土壌消毒剤の使用量の削減により、生産者の収益向上と環境負荷低減が期待されます。
研究背景
土壌消毒剤の使用量の削減には、ほ場単位で病害の発生しやすさを診断し、対策手段を講じる土壌病害管理法(ヘソディム※)が有効ですが、特定の産地にしか対応していないことや、熟練指導者の下でないと取組が難しい等の課題がありました。
このため、ヘソディムの対象地域を拡大するとともに、より多くの方がヘソディムを実施しやすいAIアプリの開発に取り組みました。
※2012年に農研機構が開発。Health check up based Soil-borne Disease Management(健康診断に基づく土壌病害管理)を略しHeSoDiM(ヘソディム)と命名。
主要成果
- 全国14道県の実証圃場試験区で、土壌病害に対する発病度データや対策データ等を7,328件収集
➔ ヘソディムの対象地域が拡大し、アブラナ科根こぶ病は全国で診断可能に
- AIが畑を診断し、土壌病害の発生しやすさに応じた対策技術を提示するアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」を開発
➔アプリを活用することで、土壌消毒剤使用量を削減可能
「HeSo+」の普及に向けた講習会の開催
HeSoDiM-AI普及推進協議会では、AIアプリ(HeSo+)を開発し、これまで熟練指導者の下でしか取り組むことが難しかったヘソディムを、より多くの方が利用できる技術とし、2022年4月に販売を開始しました。
土壌病害診断のコンサルティングビジネス化や生産者等の活用に向け、講習会を開催しています(これまで延べ578人が参加)。
研究成果について動画を閲覧したい方へ向けた情報
より詳細に知りたい方へ向けた参考情報
共同研究機関開発のウェブアプリケーション
- HeSo+(HeSoDiM-AI普及推進協議会ホームページ)(外部サイトへ移動)
この研究についてのお問い合わせ先
この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。
農林水産技術会議事務局研究統括官(生産技術)室
TEL:03-6744-2214
お問合せ先
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担当:企画班
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FAX:03-3507-8794