飼料用米による畜産物の高付加価値化
- プロジェクト名
- 自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発(他)
- 分野
- 畜産(飼料)
- 研究代表機関
- 農研機構
- 共同研究機関
- 岩手県、岐阜県、愛知県、東北大学、新潟大学、山形大学 等
- 研究期間
- 平成22年度 ~26年度
- PDF版
- 飼料用米による畜産物の高付加価値化(PDF : 1,254KB)
研究概要
水田フル活用を進め、畜産物の高付加価値化・ブランド化を推進
飼料用米を給与して、特長のある畜産物を生産する技術を開発しました。これを活用した畜産物の高付加価値化・ブランド化の取組や、開発した多収品種や低コスト栽培技術により、飼料用米の生産拡大に寄与し、生産者の収益向上への貢献が期待されます。
今後、水田を活用した飼料用米の生産拡大が進み、飼料自給率や収益が向上することで、より安定した畜産経営に貢献していくことが期待されます。
研究背景
日本の畜産業は輸入飼料への依存度が高く、国際飼料価格が不安定で、為替変動の影響により配合飼料価格が高止まりしており、飼料の自給率向上が求められていました。
一方、優れた生産基盤である水田の機能維持には、食用米だけでなく飼料生産を含めた水田のフル活用が重要となっていました。
主要成果
- 多収の飼料用米品種「オオナリ」(10a当たり1t)等を育成、飼料用米の低コスト栽培技術を開発
➔ 国産濃厚飼料である飼料用米の生産拡大に貢献 - 品質の高い稲発酵粗飼料の生産および調製方法を開発
➔ 乳用牛・肉用牛での水田由来粗飼料の利用拡大に貢献 - 飼料用米を給与し、風味の良い豚肉やうま味が増した鶏肉など特長のある畜産物を生産する技術を開発
➔ 畜産物の高付加価値化・ブランド化による収益性向上
この研究についてのお問い合わせ先
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