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農林水産技術会議

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夏場における花きの安定供給技術

プロジェクト名
国産花きの国際競争力強化のための技術開発
分野
農業(花き)
研究代表機関
農研機構
共同研究機関
秋田県、千葉県、東京都、愛知県、奈良県、香川大学、日本大学、トヨタネ(株)等
研究期間
平成27年度 ~令和元年度
PDF版
夏場における花きの安定供給技術・技術(PDF : 1,293KB)

研究概要

夏期の生産コスト2割減や日持ち性2倍、夏の高温期も彩り豊かな緑化を実現

夏は花壇の植栽を美しく維持することが非常に難しい季節ですが、ビンカやペンタスなど夏に栽培できる品目やその植栽技術を「夏花による緑化マニュアル」にまとめました。現在、都立公園を中心に都内50か所以上の植栽に活用されており、今後、夏の彩りが増えていきます。

また、暑さに負けない日持ち性に優れたダリア新品種や、キクやカーネーション等の様々な切り花の収穫後の低温管理技術を開発しました。良質な花きの安定供給と国内消費拡大の推進により、国産花きのシェア拡大に貢献します。

研究背景

国内の花きは生産額、生産者数ともに減少し、輸入が増加していることから、国際競争力強化のための技術開発が求められました。

また、特に近年夏は、気温が著しく高くなり、植物の栽培や切り花の日持ちに影響を与えており、例えば苗ものの7~9月の出荷数は、5月や11月と比較して著しく減少しています。

そこで、夏の高温期でも安定供給が可能な、新品種、低コスト安定生産技術、品質保持期間延長技術の開発が求められていました。

主要成果

  • 夏に栽培できる品目、品種の植栽技術をまとめた「夏花による緑化マニュアル」を作成
    ➔ 初心者でも取り組むことが可能となり、隅田川テラスなど都内50カ所以上の植栽に活用
  • 日持ち性を向上させたダリア3品種を育成
    ➔ 従来品種の2倍である10日間の日持ちが可能となり、お盆等での安定供給が可能
  • 間欠冷房や根域温度制御による省エネ栽培技術、日持ち性を向上する低温品質管理技術等を開発
    ➔ 夏期における生産コストの2割削減や日持ち性1.5倍等を達成し、安定供給が可能

この研究についてのお問い合わせ先

この研究に関するご相談や質問等は、以下よりお問い合わせいただけます。

農林水産技術会議事務局研究統括官(生産技術)室

TEL:03-3502-2549

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究企画課

担当:企画班
TEL:03-3501-4609(直通)

FAX:03-3507-8794

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