中食・外食のニーズに応える水稲新品種
- プロジェクト名
- 実需者のニーズに応じた超多収良食味業務用及び超多収加工用水稲品種等の開発
- 分野
- 農業(水田作)
- 研究代表機関
- 農研機構
- 共同研究機関
- (株)アイホー炊飯総合研究所
- 研究期間
- 平成26年度~30年度
- PDF版
- 中食・外食のニーズに応える水稲新品種(PDF : 1,343KB)
研究概要
全国的に生産可能で9県で産地品種銘柄登録、消費拡大へ
業務・加工用に適した多収水稲品種「とよめき」を育成しました。関東地方では、「とよめき」の栽培面積が250ha以上(令和元年)となり、今後もさらなる拡大が見込まれます。
また、これと併せて、多収で炊飯米が粘りすぎないなど実需が求める品質を両立する栽培技術を開発したことで、中食・外食産業のニーズに応えました。
今後も需要増が見込まれる業務・加工用米が安定的に供給に貢献することが期待されます。
研究背景
近年、中食・外食向けなど、業務・加工用米の需要が急増しており、安定的な供給が課題となっていました。
そこで、おにぎりや冷凍米飯などの加工に適し、低コスト生産が可能な多収品種の育成や、業務・加工用適性を維持しつつ、安定的に多収となる栽培技術の開発が求められました。
主要成果
- 各地域向けに、業務・加工用に適した多収水稲品種「とよめき」や「雪ごぜん」等を育成
➔ 全国的な生産が可能になり、9県で産地品種銘柄に登録(令和2年時点) - 生育診断による追肥量の決定などで、多収と業務・加工用品質を両立できる栽培技術を開発し、マニュアルを作成
➔ マニュアルは合計1万部以上発行され、ポスター発表や講演会を 通じて広く全国に周知
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