「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」プロジェクトが開始されます
グリーンイノベーション基金のうち「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」プロジェクトについて、3つの具体的なテーマ(実施内容)が決定されました。今後、実施者により、具体的な研究開発・実証が開始されます。
1.背景・趣旨
- 2050年カーボンニュートラル目標に向けて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成された「グリーンイノベーション基金」のうち、「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」プロジェクトについては、令和4年8月24日より公募が行われました。
- 農林水産業が生産過程でCO2を吸収する唯一の産業としての強みを活かし、2050年カーボンニュートラル目標の達成に必須となる農業、林業、水産業・海洋におけるCO2等の吸収・固定に関する研究開発・社会実装を加速化するための、3つの具体的なテーマ及び実施者が選定されました。
- これらにより、我が国のGHG削減と国内の農林水産業の発展を両立するとともに、国内での知見・成果を海外展開することにより、国際貢献と市場獲得を目指します。
2.実施テーマ及び提案者
テーマ名称 | 実施者 |
農業副産物を活用した高機能バイオ炭の製造・施用体系の確立 | 株式会社ぐるなび 片倉コープアグリ株式会社 ヤンマーエネルギーシステム株式会社 全国農業協同組合連合会 (高機能バイオ炭製造実証を行う)各地の農業協同組合 国立研究開発法人農業・食品産業総合研究機構 |
高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発 | セイホク株式会社 西北プライウッド株式会社 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 |
漁港を利活用した海藻バンクによるブルーカーボン生態系拡大プロジェクト | 三省水工株式会社 日建工学株式会社 株式会社アルファ水工コンサルタンツ 三洋テクノマリン株式会社 |
-
※ 各テーマの概要は、3.関連リンクの「NEDOニュースリリース」を参照ください。
3.関連リンク
「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画の策定について(農林水産省ホームページ)
グリーンイノベーション基金事業「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」に着手(NEDOニュースリリース)(外部リンク)
お問合せ先
【研究開発・社会実装計画について】
- 高機能バイオ炭等の供給・利用技術の確立
農林水産技術会議事務局研究開発官(基礎・基盤、環境)室 北川、馬場、春名
Tel:03-3502-0536(直通) - 高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発
林野庁森林整備部研究指導課 都築、古家
Tel:03-6744-2312(直通) - ブルーカーボンを推進するための海藻バンク整備技術の開発
水産庁漁港漁場整備部事業課 石川、安田、鈴木
Tel:03-6744-7137(直通)
【実施テーマについて】
NEDO フロンティア部 渕上、有田、井鳥、横江、山田、中川
Tel:044-520-5240(直通) E-Mail:gi-agri[*]nedo.go.jp
(E-Mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。)