筑波産学連携支援センターセミナー(オンライン)
ハッサク果皮が熱中症対策に効果的!?「熱中症になりにくい体を作る」
~農産物の新たな価値による社会課題解決と地域創生へ~
内容

近年、夏期の猛暑日の増加とともに熱中症の患者が多く発生しています。熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもった状態となる症状で、屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、死に至ることもあり、その対応は社会課題として認識されています。この社会課題を解決するため、TOPPAN 株式会社を中心とした産学官のグループは、和歌山県紀の川市において農産物が持つ新たな価値に着目したプロジェクトとして、柑橘類の果皮に多く含まれるオーラプテンを含んだ商品開発に取り組んでいます。オーラプテンは、「熱に弱い血管を守る」という作用を持ち、熱中症になりにくい体を作るために有効であるとされています。ただし、オーラプテンは、全ての柑橘類に含まれているわけではなく、柑橘類の中でも、ハッサクはオーラプテン含有量がトップクラスであり、紀の川市が全国有数のハッサクの生産地であることから、未利用資源の果皮を活用した地域活性化に繋がると期待されています。
本セミナーの講師は、「熱中症予防対策商品による地域産業創出」研究開発プラットフォームのプロデューサーでもあるTOPPAN 株式会社 情報コミュニケーション事業本部 ソーシャルビジネスセンター 永野武史氏で、本セミナーでは、同氏からハッサクの魅力とハッサクを使った地域活性化について、ご紹介いただきます。
- 「熱中症予防対策商品による地域産業創出」研究開発プラットフォームは、「知」の集積による産学連携推進事業のうちバイオエコノミー推進人材活動支援事業の支援を受けて、社会実装活動に取り組みました。
- オーラプテンとは...ハッサク、河内晩柑、甘夏などの果皮に含まれるクマリン誘導体で、発がん抑制や認知症予防効果に関する研究が多く報告されており、近年は、東洋大学が血管内皮細胞の熱ダメージを減少させる効果を発見し、特許取得しました。(特許6557893号)
- 参考:ハッサクプロジェクト
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申込期限:令和7年6月30日(月曜日)まで
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農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター
コーディネーション推進課 森田・鈴木・木暮
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