筑波産学連携支援センターセミナー(オンライン)
木そのものを糖化発酵して造る新しいお酒 ~新産業創出を目指した社会実装への取り組み~
内容

森林総合研究所は、木材の新しい用途として、木からお酒を造る画期的な技術を開発しました。長いお酒の歴史の中で、「木の酒」は平成29年に初めて試験醸造された新しいお酒です。
この「木の酒」の技術開発は、国産の樹木の新たな価値や需要を創造し、山村振興、林業の成長産業化の起爆剤となることを目指して進められました。
その結果、樹種によって、それぞれ異なる豊かな香りを持つ、他に類をみない、個性的な木を原料とするお酒を世界で初めて作り出すことができました。また、スギ、シラカバ、ミズナラ、クロモジの4樹種から製造した「木の酒」の基本的な安全性試験では問題となるデータはないことが確認されています。さらに、丸太からの製造工程も確立できました。
本セミナーでは、こうした現状及び今後の展開、社会実装の実現に向けた取り組みなどについて、ご紹介します。
本セミナーの講師は、「木の酒」を開発した森林総合研究所森林資源化学研究領域の大塚主任研究員です。
大塚主任研究員は、現在、「木の酒」の事業化に向けた課題などに取り組まれています。
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講師プロフィール
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 森林資源化学研究領域 微生物工学研究室 主任研究員 大塚 祐一郎(おおつか ゆういちろう)氏 東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科博士後期課程修了 博士(農学)。 2006年 森林総合研究所入所。 2013年~2014年 米国バージニア工科大学客員研究員(併任)。 |
※本ページに掲載の写真提供:国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
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農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
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