このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業

事業概要

気候変動緩和や持続的な農業の実現に資する技術の実装を促進するため、令和4年度より、国際農林水産業研究センター(国際農研)において、我が国の有望な基盤農業技術の収集・分析を行い、アジアモンスーン地域で共有できる技術情報を発信するとともに、国立研究開発法人が有する国際的ネットワークを活用し、各地での応用のための共同研究を実施する取組を行っています。

アジアモンスーン事業の概要
(PDF : 793KB)
令和7年度予算概要(PDF : 506KB)

事業の概要動画ver.1(外部リンク)、ver.2(外部リンク

取組内容

1. 有望技術の収集・分析・発信

国際農研に設置した「みどりの食料システム国際情報センター」において、我が国の有望な基盤農業技術に関する研究成果情報の収集・分析を行い、アジアモンスーン地域で共有できる基盤農業技術の情報を国際会議やレポート等により発信します。

アジアモンスーン地域向け技術カタログについて

「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログVer.3.0」(以下「技術カタログ」という)は、我が国の研究機関が、近年(直近10年程度)、国内での研究あるいは国際共同研究で得た成果の中から、温室効果ガス削減、化学肥料低減、化学農薬低減など、「みどりの食料システム戦略」で掲げる分野に貢献しうる技術をとりまとめたものです。

今般、本事業を実施する国際農研が、これまでの農林水産業分野の国立研究開発法人※に加え、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)及び国内大学(立命館大学、秋田県立大学木材高度加工研究所、名古屋大学、信州大学、東京農工大学、茨城大学及び宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター)による9件の技術を新たに収録し、計40件の技術を掲載し、国際農研Webサイトで公開しました。また、Ver.3.0の公開に併せて、技術カタログWebデータベースに新たに共同研究参画機関の機関名及び国名を掲載したうえで、国名での検索も可能としました。
国際農研(みどりの食料システム国際情報センター)による情報発信に加え、各種国際会議等の場を通じて、アジアモンスーン地域の行政官、研究者、普及担当、農林漁業者、民間セクターを含む多様な関係者への周知を進めてまいります。

※国際農研、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)、国立研究開発法人 森林研究・整備機構(森林総研)、国立研究開発法人水産研究・教育機構(水産研究・教育機構)
(外部リ
ンク)

「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログVer.3.0」(英語版)

「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログVer.3.0」(日本語版)

「みどりの食料システム国際情報センター」のWebサイト(英語版)
The International Center for Strategy “MIDORI”| Japan International Research Center for Agricultural Sciences | JIRCAS


2. 国際科学諮問委員会の開催


本事業の活動方針等への助言を頂くため、著名な科学者等で構成する国際科学諮問委員会を開催します。


国際科学諮問委員会委員名簿(令和7年4月時点)(PDF : 2,655KB)

第6回国際科学諮問委員会について
開催日時: 令和7年3月14日(金曜日)15:00~18:00

開催場所: オンライン

第6回委員会では、事業開始から約3年が経過したことから、国際農研から技術カタログの公表状況やこれまでの取組の成果について報告を行いました。委員からは、技術カタログの内容や日本のリーダーシップを高く評価するとのご感想をいただきました。また、技術の社会実装や普及における問題について、ディスカッションを行いました。

過去の国際科学諮問委員会について

第5回国際科学諮問委員会
開催日時: 令和6年10月3日(木曜日)14:00~18:00

開催場所: 奈良県コンベンションセンター(オンライン併用)



第4回国際科学諮問委員会
開催日時: 令和6年3月15日(金曜日)15:00~17:00
開催形式: オンライン

第3回国際科学諮問委員会
開催日時: 令和5年9月21日(木曜日)14:00~17:30
開催形式: 東京都内

第2回国際科学諮問委員会
開催日時: 令和5年3月16日(木曜日)16:00~18:00
開催形式: オンライン

第1回国際科学諮問委員会
開催日時: 令和4年10月25日(火曜日)14:00~17:00

開催場所: 東京都内



3. 応用促進に向けた国際共同研究の実施

国立研究開発法人が有する国際共同研究のためのネットワークを活用し、我が国の有望な基盤農業技術として、間断かんがい(AWD)、生物的硝化機能(BNI)強化コムギ、イネいもち病について、アジアモンスーン地域の各地で応用のための共同研究を実施しています。

水田からのメタン排出量の測定を行う実証研究圃場(バングラデシュ)
水田からのメタン排出量の測定を行う実証研究圃場(バングラデシュ)
窒素肥料削減のためのBNI強化コムギの栽培実証研究圃場(ネパール)
窒素肥料削減のためのBNI強化コムギの栽培実証研究圃場(ネパール)


4. 本事業の推進についての農林水産省の動き



リンク

国際農林水産業研究センター(JIRCAS)(外部リンク

みどりの食料システム国際情報センター(外部リンク


お問合せ先

農林水産技術会議事務局国際研究官室

担当者:藤田、田邊
ダイヤルイン:03-3502-7467

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader