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農林水産技術会議

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プレスリリース

令和5年度戦略的国際共同研究推進委託事業のうち二国間国際共同研究事業(ドイツ)における新規研究課題の募集及び応募説明会の実施について

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令和5年8月23日
農林水産省

農林水産省は、令和5年度予算に係る戦略的国際共同研究推進委託事業のうち二国間国際共同研究事業(ドイツとの共同研究分野)の募集を8月23日(水曜日)から開始します。また、本事業に係る応募説明会を9月6日(水曜日)に開催します。

1.事業概要

二国間国際共同研究事業は、国家間のハイレベルでの合意や行政ニーズを踏まえ、海外の農業研究機関の優れた知見を活用した国際共同研究を実施し、得られた成果の実用化を目指すとともに、国内農林水産研究の高度化や技術の向上を図ります。

今次公募は、日本とドイツとの共同研究に関するものであり、日本国内の研究機関が分担する研究に対して農林水産省が委託を行い、ドイツ国内の研究機関が分担する研究に対してはドイツ食糧・農業省が支援を行い実施されます。

2.二国間国際共同研究事業(ドイツとの共同研究分野)

ドイツとの国際共同研究を実施するため、8月23日(水曜日)14時00分から10月6日(金曜日)17時00分まで、以下の研究領域に係る課題の募集を行います。

(1)公募課題

本事業では、令和3年7月26日に我が国とEUとの間で合意された「持続可能な農業・食料システムへの移行のためのイノベーションに関する日EU間協力の強化」に関する共同文書を踏まえ、以下の研究領域において、より持続可能な農業生産と食料システムへの必要な移行の支援につながる課題を公募します。

ア 植物の健全性及び保護
 本分野は、資源やエネルギーの効率的な利用に資する肥培管理や新たな農法、それらに適用される栽培技術等に関する研究を対象としています。想定される研究内容の一例は、以下のとおりです。
・植物工場
・病害虫の発生予測モデル
・高品質な農産物・食品生産のためのデジタル意思決定ツールの開発
・総合的病害虫管理
・化学合成資材を用いない病害虫管理
・気候変動適応等のための環境ストレス対応(育種を除く。)
・知識移転の改善策の試行等の参加・コミュニケーション手法の開発
・デジタル技術の適切な活用方法の開発等のユーザー指向な新たな技術の開発

イ 動物疾病の予防及び管理
 本分野は、高病原性鳥インフルエンザ、アフリカ豚熱(ASF)、豚熱(CSF)等の動物疾病、薬剤耐性菌や人獣共通感染症に関する予防・管理に資する新たなリスク評価等の手法を対象としています。想定される研究内容の一例は、以下のとおりです。
・高病原性鳥インフルエンザ等の動物疾病、薬剤耐性菌や人獣共通感染症の発生と広がりに関する研究
・動物疾病に対する効果的な管理・予防戦略の開発や評価
・病原体の拡散予測システムの開発
・動物疾病に対するワクチン接種戦略の開発
・知識移転の改善策の試行等の参加・コミュニケーション手法の開発
・デジタル技術の適切な活用方法の開発等のユーザー指向な新たな技術の開発

(2)相手国対象機関

ドイツ食糧・農業省が所管する12機関(別添(PDF : 160KB)を参照)に所属する研究者と日本国内に設置された大学、民間企業、国立研究開発法人、国等の研究機関に所属する研究者が、共同研究を実施することとしています。

3.応募要領等

応募要領、企画提案書の様式等は、令和5年度戦略的国際共同研究推進委託事業のうち二国間国際共同研究事業(ドイツとの共同研究分野)の公募についてのページに掲載しています。

URL:https://www.affrc.maff.go.jp/kokusaikenkyu/bilateral_research_cooperation_r5_germany.html

4.応募説明会

応募の手続き、試験研究課題の内容等について説明するため、以下のとおり応募説明会を開催します。説明会はオンライン開催を予定しておりますので、説明会への出席を希望される方は、上記の公募についてのページをご確認の上お申し込みください。

[説明会の開催]
開催日時:9月6日(水曜日)14時00分から
開催方法:オンライン開催
参加申込締切:9月5日(火曜日)15時00分まで

お問合せ先

農林水産技術会議事務局国際研究官室

担当者:横沼、長田
代表:03-3502-8111(内線5900)
ダイヤルイン:03-3502-7467