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農林水産技術会議

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プレスリリース

農食分野のニーズ・シーズマッチングイベントを初共催

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令和3年10月4日
農林水産省
経済産業省
独立行政法人中小企業基盤整備機構
~地域企業・スタートアップの新たな事業創造に向けた政策間連携の強化~

農林水産省、経済産業省及び独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部(以下「中小機構」という。)は、食関連分野におけるオープンイノベーションを促進するため、独自に進めてきた政策を連携し、新たな取組を行います。その一環として、11月5日(金曜日)に「食関連分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」を開催し、地域の農林水産業・食品産業の振興と、中堅・中小企業(以下「地域企業」という。)、スタートアップの稼ぐ力の向上を目指します。

1.背景・経緯

大規模自然災害・地球温暖化等の環境問題が顕在化するなか、拡大する世界の食料需要に対応するため、農林水産業・食品産業では生産力向上と持続性の両立を実現するイノベーションが求められています。
これまで農林水産省では、農林水産・食品分野に異分野の知識・技術・アイディアを導入し、産学連携でのオープンイノベーション(以下「OI」という。)を目指す取組「『知』の集積と活用の場」を、また、経済産業省及び中小機構では、新たな価値創出のため共同開発・協業ニーズを発信する共創サイト「オープンイノベーション・マッチングスクエア(OIMS)」の運営を、それぞれ独自に進めてきました。
今回、これらの取組を連携させ、食関連分野のパートナーを探索したい企業等と、優れた技術・サービスを有する地域企業・スタートアップのマッチングを図り、両者が共創して取り組む新たな事業創造を後押しすることといたしました。

2.具体的な取組

(1)「食関連分野オープンイノベーション・ チャレンジピッチ」の開催

フードテック関連技術を有する企業と食品関連の大手・中堅企業との共創対話を促進するため、農林水産省、経済産業省及び中小機構は、初めての連携事業として、「食関連分野オープンイノベーション・ チャレンジピッチ」を令和3年11月5日(金曜日)に開催します。大手・中堅企業が発信したニーズに対して、聴講した産業支援機関・金融機関及び大学のコーディネーター等が、シーズを持つ企業・大学を引き合わせることにより、ニーズ・シーズマッチングを促進します。

(開催概要)
日時:令和3年11月5日(金曜日)13時30分~15時30分
開催方法:オンライン
主催:経済産業省、農林水産省
開催協力:独立行政法人中小企業基盤整備機構、Kawasaki-NEDOInnovation Center、SAPPORO Incubation Hub DRIVE
対象:自治体、支援機関、地域金融機関、VC、大学、研究機関、地域企業、スタートアップ等
申込方法:「オープンイノベーション・チャレンジピッチ」Webサイト
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/open_innovation/challenge_pitch2021.html)より申込
プログラム:
(ア)開会挨拶(経済産業省、農林水産省)
(イ)農林水産省によるOIの推進と最新トピックス(農林水産省)
(ウ)大手・中堅企業のニーズ発信(5社) 10月5日 訂正

登壇企業 発表テーマ
株式会社ニチレイ ニチレイが視る未来のくらしの実現に向けて
イオンアグリ創造株式会社 農業2.0を創造する
フクシマガリレイ株式会社 ガリレイグループのオープンイノベーションによる
「食といのちの未来を拓く」取り組みについて
株式会社大平きのこ研究所 黒舞茸生産技術革新
日鉄エンジニアリング株式会社 大規模沖合養殖システム


(エ)その他:OI関連資料紹介(経済産業省)


2OIMSを活用した「食関連分野OIマッチング」の支援

1)で登壇する企業に加え、農林水産省の支援する食品関連の大手・中堅企業の連携ニーズをOIMSで発信し、全国の地域企業との継続的なパートナー探索を後押しすることで、地域企業の食品分野における新規事業を創出します。
実施にあたっては、経済産業省・中小機構が個別に進捗の把握・共有を行うとともに、企業のニーズに応じて、中小機構のアドバイザーによるフォローアップや、経済産業省から支援施策や専門家の紹介を行うなど、企業間の共創対話や取引が円滑に行われるよう、フォローアップの充実を図ります。

オープンイノベーションマッチング支援のイメージ図

3.関連情報

「『知』の集積と活用の場」について(産学官連携協議会サイトへ)
農林水産省では、農林水産・食品分野に異分野の知識・技術・アイディアを導入し、産学連携でのオープンイノベーションを目指す取組「『知』の集積と活用の場」を推進しています。この取組を行う場である「産学官連携協議会」には、令和3年9月時点で、4017の企業、大学・研究機関、生産者等が会員として参加しており、会員間で175の研究開発プラットフォームが形成され、OIによる研究開発、ビジネス化が行われてきました。
https://www.knowledge.maff.go.jp/

「オープンイノベーション・マッチングスクエア(OIMS)」について(ジェグテックサイトへ)
経済産業省関東経済産業局及び中小機構では、OIを通じた新たな価値創出のため、共同開発・協業ニーズを発信する共創サイト「オープンイノベーション・マッチングスクエア」を運営しています。これまで460件のニーズ発信に対して5,280件の提案があり、792件の商談を実施することで、地域企業の新事業創出を支援してきました。
https://jgoodtech2.smrj.go.jp/lp/oi-matchingsquare

ジェグテックについて(中小機構サイトへ)
https://jgoodtech.jp/pub/ja/

「オープンイノベーション・チャレンジピッチ」について
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/open_innovation/challenge_pitch2021.html

経済産業省北海道経済産業局の取組について
経済産業省北海道経済産業局では、OIに取り組む大手企業と、新たな技術やサービス等を持つ中小・スタートアップ企業等のマッチングを支援しています。10月中旬から、中小・スタートアップ企業の募集を開始する予定です。
食関連企業とのネットワークを生かし、「企業間協業」による流通・供給体制の強化に取り組んでいます。

お問合せ先

(農林水産省)
農林水産技術会議事務局 研究推進課 産学連携室
担当者:髙木、佐藤、稲葉、我妻、伊藤
電話:03-3502-5530(直通)

(経済産業省)
関東経済産業局 地域経済部 産業技術革新課
担当者:中村(慧)、中村(遼)、尾林
電話:048-600-0237(直通)

北海道経済産業局 地域経済部 産業技術革新課
担当者:南、茂木、有田
電話:011-700-2324(直通)

(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
関東本部 企業支援部 支援推進課
担当者:白川、浜野
電話:03-5470-1638(直通)