家畜クローン研究の現状について
農林水産省は、今般、関係機関の協力を得て、令和6年9月30日現在のクローン技術を用いた研究情報をとりまとめました。「家畜クローン研究の現状」について
「家畜クローン研究の現状」は、クローン技術に関する試験研究内容、成果等を定期的に公表することにより、消費者への十分な理解を得ることを目的としております。1.受精卵クローン牛について
令和6年9月30日現在で受精卵クローン牛を飼養している研究機関数 | 0機関 | (47機関) | (注1) |
令和6年4月1日から令和6年9月30日までの受精卵クローン牛の出生頭数 | 0頭 | (741頭) | (注2) |
【内訳】 | |||
正常娩出 | 0頭 | (627頭) | |
死産 | 0頭 | (77頭) | |
生後直死 | 0頭 | (37頭) | |
これまでの正常娩出個体(627頭)の作出後の状況 | |||
育成・試験中 | 0頭 | ||
病死(注3) | 110頭 | ||
事故死 | 20頭 | ||
試験供用 | 86頭 | ||
食肉出荷 | 349頭 | ||
追跡不能(注4) | 62頭 |
(注1) 「研究機関数」の( )内はこれまでに受精卵クローン牛を飼養したことのある研究機関数です。
(注2) 「出生頭数」の( )内は調査開始からの累計頭数です。
(注3) 「病死」の中には、その死因が特定されていないものも含まれています。
(注4) 「追跡不能」とは、平成11年の調査開始以前に出生し、試験研究機関等から農家等に譲渡され、調査時点において、その後の状況が確認できなかったものをいいます。
2.体細胞クローン牛について
令和6年9月30日現在で体細胞クローン牛を飼養している研究機関数 | 0機関 | (50機関) | (注5) |
令和6年4月1日から令和6年9月30日までの体細胞クローン牛の出生頭数 | 0頭 | (598頭) | (注6) |
【内訳】 | |||
正常娩出 | 0頭 | (415頭) | |
死産 | 0頭 | (89頭) | |
生後直死 | 0頭 | (94頭) | |
これまでの正常娩出個体(415頭)の作出後の状況 | |||
育成・試験中 | 0頭 | ||
病死(生後6か月以内に死亡)(注7) | 116頭 | ||
病死(生後6か月以降に死亡) | 39頭 | ||
事故死 | 12頭 | ||
試験供用 | 248頭 |
(注5) 「研究機関数」の( )内はこれまでに体細胞クローン牛を飼養したことのある研究機関数です。
(注6) 「出生頭数」の( )内は調査開始からの累計頭数です。
(注7) 「病死」の中には、その死因が特定されていないものも含まれています。
(参考)
「クローン牛の取り扱いについて」(平成11年11月11日付け11畜A第2590号畜産局長、農林水産技術会議事務局長通知)(抜粋)
1 クローン研究の情報公開について
(1) クローン技術を用いた牛等の研究情報の公開については、「ライフサイエンスに関する研究開発基本計画」(平成9年8月13日付け内閣総理大臣決定)に基づき、家畜のクローン技術を研究している機関(以下「クローン研究実施機関」という。)の研究情報をとりまとめ、公開してきたところであり、農林水産省は、今後もこれらの研究情報の公開(プレスリリース及び農林水産省のホームページへの掲載等)に努めるものとする。
「体細胞クローン家畜等の取扱いについて」(平成21年8月26日付け21農会第652号・21生畜第1006号農林水産省農林水産技術会議事務局長、生産局長通知)(抜粋)
2 農林水産省は、「ライフサイエンスに関する研究開発基本計画」(平成9年8月13日内閣総理大臣決定)に基づき、クローン研究機関における体細胞クローン技術を用いた家畜の研究情報の公表を行ってきたところであるが、体細胞クローン技術は、受精により生産されない新しい技術であり、未だに試験研究の目的、技術の内容等に関する十分な理解が得られていない状況であることから、今後ともこれらの研究情報の公表に努めることとする。クローン研究機関においても、知的財産権等に配慮しつつ、体細胞クローン技術に関する試験研究の内容、成果等について公表に努めることとする。
参考資料(PDF : 441KB)
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