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アグリサーチャーニュース Vol.15

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今月の研究成果トピックス(農研機構HPより「こいわらべ」「すずわらべ」)

葉先までおいしい!春夏どりに適たコンパクトネギ品種「こいわらべ」 と「すずわらべ」

葉が短く手軽に持ち運べ、緑の葉先まで軟らかくおいしいコンパクト ネギ品種「こいわらべ」(春どり、初夏どり用)及び「すずわらべ」(夏どり用)が育成されました。「こいわらべ」は、抽だい※が極めて遅く、4~6月の安定生産が可能です。「すずわらべ」は7月~9月の高温期でも生育が旺盛で、収穫物の形状もよく揃うことから、秀品率や収量の向上が見込めます。
既に育成されている「ふゆわらべ」(冬どり用)及び「ゆめわらべ」(秋冬どり用)と組み合わせることにより、コンパクトネギの周年出荷が可能になります。
抽だい:トウ立ちのこと。トウ立ちの「トウ」は「花茎(花を咲かせる茎)」のことで、花(ネギ坊主)を咲かせるため、花茎が伸びてきた状態を指します。

fig1

研究者の声 山田朋宏さん(農研機構野菜花き研究部門)

辛み成分が少なく、緑の葉先まで捨てるところがなく、おいしく食べられる「わらべシリーズ」は、薬味や白髪ネギなどの生食から、鍋物、炒め物など加熱調理まで、いろんな料理が可能です。「インスタントラーメンに入れるとグレードが2ランクアップする!」といったお声も頂いてます。

わらべシリーズを導入している 農業者(鳥取県米子市)の声

数年前から大阪のスーパーに「ゆめわらべ」を卸しています。当初は、小ぶりなネギということもあり人気がなかったのですが、一度食べてもらった主婦層から「あのネギ、今度いつ入るの?」と問い合わせが殺到し、今では担当者から「あるだけ持ってきて」と言われるほどになりました。新しい品種にも期待しています。

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