アグリサーチャーニュース Vol.14

今月の研究成果トピックス(アグリサーチャーHPより)
地震・豪雨時のため池の災害情報共有のための「ため池防災支援システム」
ため池防災支援システムは、地震や豪雨時にため池が決壊する危険度を予測し、インターネットやメールを通じて防災関係者に配信するシステムです。全国のため池がデータベース化されており、決壊危険度の予測情報をリアルタイムに配信します。また、自治体職員やため池管理者等により現地で入力された実際の被害状況を関係する防災機関に即座に情報共有することもできます。これらにより迅速な避難指示や決壊防止対策などの防災支援に役立てることができるようになります。

研究者の声 堀俊和さん(農研機構農村工学研究部門)
ため池決壊による人的災害を防止することを目的に、このシステムを開発し、本年4月から本格運用することとしています。今後は、いざというときに効率的に災害情報を共有して避難対策等を実行できるように、システムを用いて防災訓練を行うとともに、決壊予測のさらなる精度向上を図る予定です。

関連情報
Webアクセス情報(2020年2月)
訪問者数:6,584名
(累計:277,275名)
お問合せ先
農林水産技術会議事務局研究企画課
ダイヤルイン:03-3501-9886