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農林水産技術会議

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アグリサーチャーニュース Vol.13

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今月の研究成果トピックス(アグリサーチャーHPより

臭わず黄変しないダイコン品種「悠白」と「サラホワイト」

従来のダイコンを加工すると、独特のたくあん臭(大根臭)が生じ、黄色く発色します。近年、この臭いや黄変はフレッシュ感が喪失した特性として一般消費者から敬遠されることが多く、加工品によっては品質低下の大きな要因となっています。このため、このたくあん臭や黄変の元となる成分を含まない新品種を開発しました。「悠白」は食感がよく漬物原料用に、「サラホワイト」は大根おろしやサラダ用途等の生食加工用に適しています。

研究機関:農研機構
研究者:石田正彦(ほか9名)

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研究者の声 石田正彦さん

「悠白」、「サラホワイト」は既存の品種とは異なり、大根加工品で問題となっている‘臭いや黄変’に関する問題を抜本的に解決できる画期的な品種です。品種普及とその特性を生かした新しい加工品の開発が進む中、さらに、「悠白」よりも形がよく大きさも揃いやすくて割れにくい、加工用の新品種「令白(れいはく)」の発表を予定しています。どうぞご期待下さい!

この品種を導入している農業者(千葉県銚子市)の声

確かに加工してもダイコン特有の臭いがしません。両品種とも葉は旺盛で少し扱いにくいところがありますが、天候不順な年でも比較的安定して生産できます。栽培時期が限定されるので、通年栽培できるよう同様の性質をもった品種が揃うことを期待しています。

イベント情報

革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)
各地域に適したリンゴ早期成園化技術の開発と経営体における実証 成果報告会
青森県弘前市岩木文化センター あそべーる
2020年2月14日(金曜日)13時30分~16時45分

第10回農業環境インベントリー研究会AI・スマート農業のための病害虫基盤情報の活用」
茨城県つくば市つくば国際会議場(エポカルつくば)
2020年2月28日(金曜日)13時00分~17時00分

Webアクセス情報(2019年12月)

訪問者数:7,986名 (累計:263,748名)

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究企画課

ダイヤルイン:03-3501-9886