農薬・肥料を管理するアプリ「apras(アプラス)」
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肥料や農薬は農産物を作るためには欠かせないものですが、収穫までに使用した量や回数といった生産工程をきちんと記録し、正しい使い方をすることは安全・安心な農産物を作るためにとても重要です。しかし、肥料や農薬の種類や使用量は作物によってそれぞれ違いますので、多くの種類の作物を作っている農家がすべてをきちんと記録することはとても気を遣い、大変な手間がかかる作業です。 スマホを使って楽々記録そこで、農研機構北海道農業研究センターは、消費者に安全・安心な農産物を届けようと努力している農家の負担を楽にするため、これまで紙に記録していた農薬や肥料の使用量などを、パソコンやスマートホンを使って楽に、正確に記録できるインターネット上で動くアプリ「apras(アプラス)」を開発しました。 いつでもだれでも確認できる農家は、自分で使った肥料や農薬の情報を入力することで、いつ、どの圃場(ほじょう)で何をどれだけ使ったかを容易に記録・管理できます。記録したデータはインターネットを通じて蓄積されていき、作物によって異なる農薬の使用量や回数などの正しい使用方法を瞬時に、かつ、簡単に確認することができます。農家の入力したデータは農家だけでなく、農協などの生産者団体もインターネット上で確認することができます。このサービスは農協などが運用を始め、安全・安心な農産物生産のために活用の場が広がっています。
(絵:筒井 博子) 全国農業新聞[外部リンク] 2015年2月27日に掲載されたものを再編集 |
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