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農林水産技術会議

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第210回農林交流センターワークショップ

栽培試験における気温の観測技法と利用

趣旨

   近年、農業の現場では夏期の異常高温などにより生じる農作物の生育障害への対応を迫られており、またスマート農業を推進する上でも、気温を精度よく把握することの必要性が増しています。しかし、不適切な方法で観測・収集された気温データを説明変数として栽培データの解析を行えば、得られる結果の汎用性が失われたり、誤った解釈を導いたりしかねません。
そこで本ワークショップは、気象を専門としない農業関連の研究者や技術者の方を対象として、作物が栽培される環境において気温を精度よく観測して利用するために必要な一連の知識と技法を基礎から総合的に習得できる機会を提供します。

   圃場や温室のように強い日射にさらされる環境において気温を精度よく観測するには、日射熱がセンサーに及ぼす影響を遮るために強制通風式の放射除けの使用が必須です。そこで、参加者は旧農環研*が開発した安価で自作可能な強制通風筒「NIAES-09S(改)」をそれぞれ製作します。続いて、それらを圃場やパイプハウス内に設置して気温と湿度の観測を行い、観測条件の違いによって得られる値にどのような変化が生じるのかを確認しながら、より正確な観測値を得るための観測技法を実地に習得します。なお、本ワークショップで製作した強制通風筒は持ち帰れますので、現場ですぐに役立てていただく事ができます。

   また、気温観測の理論、気象データのまとめ方、植物体温と気温との違い、面的な気象分布を推定したメッシュ気象値の概要と注意点、農耕地で観測される気温とAMeDASのそれとの違いなどを、それぞれ講義や実習を通じて習得していただきます。

*:旧国立研究開発法人農業環境技術研究所は法人統合により平成2841日から国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構となりました。

開催日時


2018年6月6日(水曜日)-6月8日(金曜日)

開催場所


1.農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
    筑波農林研究交流センター第1セミナー室および研修実験室
    情報共同通信利用館(電農館)3階セミナー室
2.農業・食品産業技術総合研究機構農業環境変動研究センター(圃場)
    (1.2.:茨城県つくば市観音台)

対象


産学官の試験研究機関の研究者、農業関連の技術者
(農業を対象とした課題に取り組む他分野の研究者や技術者を含みます)

実習内容は受講者が下記のスキルを備えていることを前提としています。(応募資格)

  • Windows PCの基本的な操作 (エクスプローラによるファイルの操作、アプリケーションの起動と操作) ができること。
  • Excelによる基本的なデータ集計の操作ができること。
  • PowerPointによるプレゼンテーション資料の作成ができること。
  • 講義および実習に真摯に取り組めること、また人前での発表を厭わないこと。
コーディネーター


国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
食農ビジネス推進センター連携推進室
兼 農業環境変動研究センター気候変動対応研究領域
作物温暖化応答ユニット 上級研究員  福岡 峰彦 氏

定員


8名
※屋外実習は圃場で観測を行う圃場班とパイプハウス内で観測を行うハウス班の2班に分かれて実施します。
   この場合、圃場班とハウス班への振り分けは概ね半数ずつとします。

参加費


強制通風筒の材料代および温湿度データロガーの実費として56,160円(税込)をご負担いただきます。

【実費負担額変更について
(訂正:農林交流センターニュース第497号記載分)

農林交流センターニュース第497号に記載しております製作物の負担額について、ニュース発送後、部材の価格値上がりにより実費負担額が変更になりましたので、下記の通り訂正させて頂きます。
(変更前:ニュース記載)54,060円 → (改:実費負担額)56,160円(税込)

交通費・宿泊費


各自負担
(筑波産学連携支援センターの研修生宿泊施設をご利用頂けます。)
宿泊施設予約の有無は、受講決定後にお伺いいたします。

その他
  • このワークショップについては、平成30年度予算成立により開催確定となります。
  • 全日程に参加することとし、代理の方の参加は認めていません。


講義と実習内容

2018年6月6日(水曜日)

08時45分-08時50分 【挨拶】農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター コーディネーション推進課長 加藤 隆
08時50分-09時20分 【講義】「NIAES-09S(改)型強制通風筒の紹介」  福岡峰彦(食農ビジネス推進センター兼農業環境変動研究センター)
09時20分-15時20分 【屋内実習】「NIAES-09S(改)型強制通風筒の製作」 福岡峰彦
15時30分-17時00分 【屋外実習】「測器の設置」福岡峰彦、吉本真由美(農業環境変動研究センター)

2018年6月7日(木曜日)

08時30分-09時50分 【講義】「気温・湿度観測の理論と注意点」 桑形恒男(農業環境変動研究センター)
09時55分-11時15分 【講義】「作物栽培試験における気温・湿度の観測技法」 福岡峰彦
11時20分-12時00分 【講義】「植物の体温はどのようにして決まるのか」 吉本真由美
13時00分-14時00分 【講義】「メッシュ気象値の概要と注意点」 石郷岡康史(農業環境変動研究センター )
14時05分-14時35分 【講義】「農耕地の気温はAMeDASの気温とどう違うのか」 桑形恒男
14時40分-15時00分 【講義】「産学官連携における活用事例の紹介」 牛尾亜由子(野菜花き研究部門)
15時00分-16時00分 【ライトニングトーク】「受講者が取り組んでいる課題の紹介」 福岡峰彦、発表:各受講者
16時10分-16時30分 【屋外実習】「総合気象観測装置の見学(農環研気象観測露場)」 桑形恒男
16時30分-17時00分 【屋外実習】「測器の撤収」 福岡峰彦、吉本真由美

2018年6月8日(金曜日)

08時30分-09時30分 【講義・屋内実習】「気象観測データのまとめ方」 石郷岡康史
09時35分-15時00分 【屋内実習】「観測データの解析」 福岡峰彦、メンター:桑形恒男、吉本真由美、石郷岡康史
15時10分-16時10分 【発表】「解析結果の発表と考察」 福岡峰彦、発表:各班、講評:各メンター
16時10分-16時30分 【質疑】「質疑討論」 桑形恒男、吉本真由美、石郷岡康史、福岡峰彦

お申し込み方法

下記区分((1)または(2))により2018年4月19日(木曜日)までにお申し込みください(必着)。

農林交流センターワークショップでは、受講者についてはコーディネーターによる選考にて決定しております(抽選ではありません)。
申込書は受講者選考の際の資料となりますので、応募理由を詳細にご記入くださいますようお願いします。

(1)農林水産省関係の国立研究開発法人等に所属している方(全日程受講希望者)

下記の関係書式から申込書等をダウンロードし、機関の取りまとめ窓口を通じてお申し込みください。
申込書とアンケートを一緒にご提出いただく必要がありますのでご注意ください。

開催要領・日程表  (WORD : 151KB)  (PDF : 305KB)
申込書 (WORD : 27KB)  (PDF : 218KB)
アンケート (WORD : 194KB)   (PDF : 222KB)

(2) 上記以外の方(大学・公立研究機関・民間企業等に所属している方(全日程受講希望者)

募集は締め切りました。

受講者決定

2018年5月9日頃、メールにてお知らせいたします。

資料1(PDF : 205KB)
資料2(PDF : 195KB)
資料3(PDF : 68KB)
資料4(PDF : 166KB)
資料5(PDF : 190KB)
資料6(PDF : 88KB)
資料7(PDF : 971KB)
資料8(PDF : 190KB)
資料9(EXCEL : 32KB)

お問合せ先

農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター
コーディネーション推進課鈴木(すずき)、木暮(きぐれ)
電話:029-838-7136  メール:koryu7129.gif
お問い合わせフォームへ
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