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農林水産技術会議

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進化する農業機械の安全性

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農作業死亡事故は毎年約400件発生し、横ばいで推移しています。そのうち約7割を農業機械作業事故が占めており、事故を減らすための対策を急ぐ必要があります。

事故要因の分析

農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは、12の道県と協力して農業機械による事故について詳しい調査データを集め、これを基に事故原因の分析を進めています。
例えば、最も事故発生件数が多い乗用型トラクター事故については、事故の傾向や特徴は地域によって違いがあることや、転落事故では道幅が狭かったり、道の端の強度不足、道とほ場との段差近くでの作業方法などそれぞれに要因があり、死亡事故は段差の大きさに関わらず発生していることがわかりました。
今後、このような調査や分析の結果が、より具体的な安全対策につながることが期待されます。

トラクターの片ブレーキ誤操作防止装置

乗用型トラクターは左右の車輪別々にブレーキペダルがあり、ほ場内で旋回するときなどに片方だけ使用することがあります。片方だけのペダルで急ブレーキをかけると思わぬ急旋回が生じ、転落転倒の重大な死亡事故を引き起こす場合があります。
そこで、普段は常に左右のブレーキが同時に操作されるような仕組みとし、必要なときだけ片方のブレーキ操作ができるといった、誤操作を防止する装置の開発が進められています。今年度からの市販化が予定されています。

 

(絵:筒井 博子)

全国農業新聞[外部リンク] 2014年5月30日に掲載されたものを再編集

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農林水産技術会議事務局研究調整課

担当者:広報班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407
FAX番号:03-5511-8622

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