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農林水産技術会議

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活躍が期待される新型キャベツ収穫機

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キャベツの収穫は、畑で腰をかがめて一つずつ選びながら行うので、多くの労力と時間がかかっていました。農家からは、楽に、能率よくキャベツの収穫ができる機械の開発が求められていました。
これまでにも、キャベツの収穫用機械が開発されてきましたが、収穫するときに斜めにカットしてしまったり、詰替作業が必要になるなど改善すべき点があり、あまり導入は進みませんでした。

新たな収穫用機械の開発

最近では、カット野菜や餃子などの加工に用いる野菜がこれまでより多く必要とされ、キャベツの生産量を増やそうとしている農家からは、再び、より良い収穫機械を開発してほしいという要望が寄せられました。そこで、農研機構生物系特定産業技術研究支援センターと農業機械メーカーが共同研究を行い、新型のキャベツ収穫機を開発しました。
新型の収穫機は、これまで改善が必要だった点がすべて改善されました。刈り取られたキャベツはベルトで収穫機の上まで次々と送られます。収穫機の上に送られたキャベツは、さらにベルトコンベアに乗って流れていき、収穫機の上で農家が不要な葉を取り除いて出荷するものを選び、出荷用コンテナに入れます。
新型キャベツ収穫機を使うと、1日で約20アール分のキャベツが収穫でき、これまでの収穫機の2倍の量を収穫できるようになりました。
この新型キャベツ収穫機は、2013年度から農業機械メーカーが市販を始めていて、キャベツ農家での活躍が期待されます。

(絵:筒井 博子)

全国農業新聞[外部リンク] 2013年11月29日に掲載されたものを再編集

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ダイヤルイン:03-3502-7407
FAX番号:03-5511-8622

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