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農林水産技術会議

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令和5年度第2回農林水産技術会議の概要

1.日時

令和5年5月16日(火曜日)14時00分~15時30分

2.場所

農林水産技術会議委員室及びオンライン開催

3.出席者

【農林水産技術会議】
小林会長、北岡委員、小松委員、瀧澤委員、内藤委員、二宮委員、松田委員
【農林水産技術会議事務局】
山田研究総務官、佐藤研究調整課長、松本研究企画課長 他
【国立研究開発法人】
白谷農研機構理事、小山国際農研理事長

4.議題

(1)令和6年度概算要求の方針について
(2)他府省予算を活用した研究開発について

5.概要

(1)令和6年度概算要求の方針について
事務局から、令和6年度概算要求の方針について説明した。これに対し、委員から以下の意見があった。

1)スマート農業について、自分には関係ないと思っている農家も多いため、原点に返ってスマート農業とはデータ駆動型農業であることを認識してもらうことが重要。

2)スマート農業について、現場の農業者と開発メーカーが意見交換を行い、スマート農機に関するニーズと性能をすり合わせて、農機にフィードバックしていくようになればありがたい。

3)水産業のスマート化について、陸上養殖が盛んになってきており、どんどん広がっていくと思っているが、ものすごい電力を使って環境負荷を与えているのではないか。また餌を誰が管理しているのか。

4)日本人の健康を考えるうえで、大豆と大豆の発酵食品は極めて重要であると考えているが、国産大豆の拡大方針はどうなっているのか。

5)研究開発を計画的に展開するために、事業に係る配分方法や配分先の評価を、事業終了後に振り返り、次の事業に反映することも重要。

6)農林水産業でどうやって優秀な人材を確保するのか考えた場合に、やりがいに加えて収入も重要であり、また、20年後に向けてどういった労働形態になって、どういった人材が必要になっていくのもあわせて発信していく必要。


(2)他府省予算を活用した研究開発について
事務局から、他府省予算を活用した研究開発について説明した。これに対し、委員から以下の意見があった。

1)スマート農業だけで農業従事者の減少に対応できるのか。スマート農業だけででは労働不足に対応できないように感じた。

2)人口が集中している関東圏と、それ以外の地域で農業のとらえ方が異なる。地産地消を行える地域と、輸送を前提とする関東圏では、食品輸送に係るカーボンニュートラルの考え方も変わってくるため、今後は地域性なども政策に反映することも検討する必要があるように感じた。

3)スタートアップ支援として、SBIR基金事業ではステージゲートを設けて、新しい産業の創出を目指してほしい。

以上

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課総括班

代表:03-3502-8111(内線5810)
ダイヤルイン:03-3502-7399