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農林水産技術会議

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アグリサーチャーニュース Vol.17

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今月の研究成果トピックス(アグリサーチャーHPより)

施肥設計やほ場管理に役立つ
「日本土壌インベントリー」と「e-土壌図II」

土壌の性質や種類ごとの分布状況を調べることができる土壌図は、農作物生産や農地管理の基盤的な情報として重要です。
「日本土壌インベントリー」は土壌図や関連する土壌情報をインターネットで配信するWebサービスで、主要な土壌の種類に応じた農作物毎の標準的な施肥量を調べたり、たい肥投入量から土壌有機物量の増減を計算することができます。
また、「e-土壌図II」は土壌図を閲覧するスマートフォン用のアプリです。これらを活用して、生産現場で土壌の種類に応じた施肥設計やほ場管理に役立てることができます。
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研究者の声 高田裕介さん(農研機構農業環境変動研究センター)

『誰でも何処でも』使える土壌情報の提供を目指し、「日本土壌インベントリー」と「e-土壌図II」を開発しました。
2017年のシステム公開後の3年間で15万件以上のアクセス数があり、土壌情報の活用が広がっています。現在、土壌情報をさらに使いやすくするため、土壌情報の更新や日々変化する土壌温度・水分情報を気象情報などから予測する手法の開発にも取り組んでいます。

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利用者の声

〇空中写真と土壌情報が同時に見られるので、位置の把握がし易くて便利です。(生産者)
〇スマートフォンで手軽に見ることができるので、現場で活用しやすい。土壌の名前を自ら診断することが難しいので、参考にしている(普及員)
〇知りたいときに、その場の土壌がよく分かるのでよく利用しています。施肥、栽培指導をするためにも土壌の基盤的な情報が分からないと次に進めないので非常に有益です。(普及員)

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Webアクセス情報(2020年8月)

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農林水産技術会議事務局研究企画課

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