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農林水産技術会議

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JIRCAS中国北部地域循環型農業生産プロジェクト

概要 

     中国の食糧主産地である北部の畑作地域において、環境への負荷を軽減し、地域の環境資源を有効に活用しつつ、生産者の所得向上、安定を可能とする新たな農業システムの導入を目指して、JIRCASの「中国北部畑作地帯における循環型農業生産システムの設計と評価」プロジェクトがスタートしました。なお、このプロジェクトは、政府間で開催される日中農業科学技術交流グループ会議での議論を踏まえて実施されています。 

本文

   世界最大の穀物生産・消費国である中国にとって、伝統的な資源消耗型の農業から資源循環型の新たな農業発展方式に転換することが緊急な課題になっていますが、この問題を解決するためには技術開発研究が欠かせません。

    中国の北部地域は小麦、トウモロコシの主産地であり、この共同研究プロジェクトの対象地域である河北省と内モンゴル自治区で生産される両地域を合わせた小麦とトウモロコシの生産規模(面積と生産量)はともに全国の15%を占めるほどです。この地域では、近年穀物と酪農などの集約的な生産が進み、化学肥料の多用や畜糞尿の堆積などによる環境への負荷が増大しています。さらに、自然資源の過剰利用による農業生産環境の劣化も同時に進行していることから、地域の環境資源を有効に利活用しつつ、安定かつ持続的な生産性の維持、農家の所得向上をはかることが求められています。

    これらの問題解決に向け、わが国が有する経験や知見が役に立つと考え、2011年度から5年計画で中国農業科学院の研究機関等との共同研究を新たに開始し、5月から短期派遣研究者7名を現地に派遣して、土壌環境、化学肥料・畜糞の利用状況、消費者による有機農産物の評価、食糧需給状況などについての共同研究計画を策定したところです。来年度から本格的な試験等が開始される予定です。今後の研究活動の詳細については、JIRCASホームページ内で公開予定ですので、是非ご覧ください。

 
 現地で実施されている試験の聞き取り調査 

畜糞が堆積している酪農場
         
内モンゴル自治区で域内有機資源の発酵熱等を利用した野菜栽培システムを研究

お問合せ先

農林水産技術会議事務局国際研究官

代表:03-3502-8111(内線5900)
ダイヤルイン:03-3502-7467
FAX番号:03-5511-8788