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農林水産技術会議

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「花けずりこんぶ」の製造技術の開発と商品化

東和食品株式会社  辻見  重勝

北海道南かやべ地方(函館市)で採れる、「白口浜真昆布」は、高級出し昆布として料亭でも使われます。寒流と暖流のまじりあう、森の豊かなミネラルの流れ込む良好な環境に育まれ、真昆布は肉厚でうまみが濃く香りが良いという特性があります。江戸時代には、北前船にのって北陸・関西地方のダシ文化を支えてきました。

この昆布のうまみを、新しい形のななめ削り(特許製法)によって、まるで鰹節のようにふんわりとした食感に削ることに成功しました。
もちろん、そのような削りが可能な汎用の機械などありません。そして、ご存じのように昆布は、硬い繊維が長く厚く重なっております。昆布のうまみは、実はこの繊維の中に隠れていて、ダシを取ってもすべては抽出できないのが通常なのです。

第一次の製造ラインが完成するまでに会社設立から6年。一応昆布は削れましたが、満足いくような薄さ・やさしい口どけは実現できませんでした。
その後、3年をかけてさらに改良した第二次の製造ラインを完成させることができました。
こうして「かつお削りぶしのようなふんわりとした、やさしい昆布の削り」が完成しました。 「花けずりこんぶ」・鰹削りをミックスした「かつおこんぶ」は今では、全国のスーパーや生協で 多くのファンを獲得しています。

優れた原料を供給してくれている北海道南かやべ漁協・岩手の田老町漁協をはじめ、製造機械の開発と資金調達、流通には多くの方のご尽力を賜りました。
今後も昆布のうまみをたくさんの方が食卓で楽しまれることを望んでおります。

 

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                  花けずりこんぶ                                                    各種商品パッケージ

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