このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

パイプハウスの低コスト強靭化金具の製品化

 

佐藤産業株式会社  直木 武之介

 

この度は名誉ある賞を頂き大変感謝致しております。私はこれまで「パイプハウスの強靭化」を流行語にしたいと考え、活動して参りました。それ故、この賞がその「強靭化」に対する評価をして頂いたことに深く勇気付けられました。

日本のパイプハウスの多くは、アーチピッチ(アーチパイプの間隔)が45cm~50cmです。世界的に見て極端に狭いのです。風や雪の対策のためでもありますが、本当はビニールハウス(農ビのハウス)が原因だと考えます。農ビは伸び縮みが激しいために、狭い間隔をハウスバンドで締め付ける必要があったのです。しかし、今では農POフィルムが主流を占めています。それにもかかわらず、アーチ間隔は従来のままです。農POは農ビと違って伸縮性が低いため、パイプピッチを広げることが可能です。

ピッチを広げることで、光線透過率が上がりハウス内環境を大きく改善できます。勿論パイプを減らせば、ピッチを広げることはできますが、それでは強度が持ちません。そこで部品の改革によって、パイプの本数を減らし間隔を広げ、更に強度を上げることが出来れば低コストで高強度・高機能のハウスが出来ると考え、開発に着手致しました。

強靭化のコンセプトとしては、(1)ツマ面の強化を図る、(2)屋根面・側面を立体化にする、(3)部品自体にトラス(三角・筋交い)機能を持たせる、(4)新設ハウスは勿論、既設ハウスにも後付け補強が出来る、(5)アーチパイプを減らし低コスト化を実現する、(6)大量生産により部品単体のコストを削減する、などを掲げています。

これら強靭化部品の開発・製品化によって、屋根面・側面の立体構造化と、三角構造の構築により、ハウスの強度を格段にUPできました。パイプ間隔を大幅に広げたことで、光線透過率の高い明るいハウスが実現できた上、アーチパイプの本数を大幅に減らしたことで、低コスト化も実現できました。

20170615_2

二重アーチ単棟強靱化ハウス

20170615_3

強靱化金具の部品

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課

担当者:広報班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407
FAX番号:03-5511-8622

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader