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農林水産技術会議

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露地栽培向け園芸用耐候性LED電球の開発

 

株式会社エルム  桐原 弘、竹内 秀樹、橋口 満洋、神浦 由美子、内田 克彦

 

キク類は我が国の花き生産の基幹品目であり、切り花生産では電照用光源を用いた夜間の人工照明によって開花調節を行う「電照栽培」が行われてきました。特に、冬春期において全国に流通する小ギクの90%以上を供給するキク生産拠点の一つである南西諸島の生産者からは、風雨等の過酷な露地環境にも耐え得る耐候性LED電球の開発が強く求められていました。

今回、こうした生産者の要望に対応できる耐候性LED電球を開発することができました。本技術の特徴を以下に紹介します。
(1)露地栽培環境で使用できる耐候性LED電球である:水を通さず空気のみ通す疎水性膜を発光部カバー先端に貼り付け、防水構造を実現しながらLED電球の内部の圧力変化を防止する実用型防水構造を採用し、水の侵入を防止しました。
(2)小型軽量である:本体材料として、一般的に使用されるアルミニウムと比較して比重が軽く、薄く成型できるマグネシウムを使用することで小型・軽量化しました。
(3)花芽分化抑制に最も効果的である赤色LED素子を使用:LED素子は、花芽分化抑制に最も効果的である赤色LED素子(波長620-630 nm)を使用し、発光部カバーに配光角を広げる工夫を施しました。また、赤色LED素子は紫外線を含まないため、害虫誘引性が白熱灯や蛍光灯と比較して極めて低く、減農薬栽培が可能との結果が得られています。
(4)高力率・低消費電力である:台風等による停電時に小型発電機を使用して耐候性LED電球を点灯する場合を想定し、電球内部の制御回路の工夫により、高力率0.95、低消費電力7Wを実現しました。

弊社では、今後も微力ながら我が国の農業発展に寄与できれば幸いです。

園芸用耐候性LED電球

園芸用耐候性LED電球

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課

担当者:広報班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407
FAX番号:03-5511-8622

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