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農林水産技術会議

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トマトの高軒高低コスト耐候性ハウス及びハイワイヤー誘引栽培技術の開発

 

農業生産法人サンファーム・オオヤマ有限会社  大山 寛、全国農業協同組合連合会栃木県本部  野尻 重利

 

平成12年当時、栃木県の促成トマトは、輸入急増や全国的な作付け増加により販売価格が大暴落し危機的状況となりました。

そこで、私たちは、オランダの多連棟温室を参考に、日本の強風や積雪等の気象条件に耐えられる日本型の軒高が高い低コスト耐候性ハウスとハイワイヤー誘引栽培技術の開発に取り組みました。

このハウスは、軒高3.7m、柱間隔9m、屋根スパン4.5mで、夏季の猛暑に対応して換気・遮光装置を備えるとともに、冬季に温度上昇の良いドーム屋根構造、トマト果実の大きな誘引荷重(8kg/m2)や積雪、強風に耐える強固な骨格構造としました。併せて、吊りおろし誘引を行う「誘引紐用結束具」やハウス内で移動できる高所作業台車を開発しました。

土耕での促成長期どり栽培に取り組み、平成25年に10a当たり収量33トン、平成27年にはICTを活用した環境制御装置を備えた『ゆめファーム全農』を設置し、10a当たり収量40tを達成しました。

この高軒高低コスト耐候性ハウスは、基本設計・仕様書や試験結果などを公開したことから、栃木県で34ha(導入農家は100戸)に達し、また、全国的にも広く普及しました。

このハウスの普及により、働きやすい環境となり、パート労働者の活用、経営規模の拡大が順調に進むとともに、後継者が確保され若者に魅力あるトマト経営が実践されています。

今後とも、トマト産業の発展を目指して、関係機関と一緒になって、頑張ってまいります。

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高軒高低コスト耐候性ハウス

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ハイワイヤー誘引栽培と高所作業台車

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課

担当者:広報班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407
FAX番号:03-5511-8622

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