このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

有機性排水処理のための伏流式人工湿地ろ過システムの開発

 

株式会社たすく   家次 秀浩

 

全国の生乳生産量の約5割を占める北海道においては、酪農排水による水環境の悪化が問題となっており、生活排水よりも有機物濃度が高く、そのまま放流されると地下水や河川の汚濁源になるため、低コストで省力的な汚水処理法が求められております。伏流式人工湿地はヨシなどを植栽した砂利や砂の層で汚水を濾過して水を浄化する手法で、1970年代以降にヨーロッパをはじめ世界中に広がってきた新しい技術です。弊社はこの技術に着目し、このシステムの高濃度有機性排水処理への応用に取り組んできました。当初は搾乳施設から排出される洗浄水とそれに混入する糞尿、牛乳などの比較的濃度の薄い排水の処理に取り組み、現在では養豚・酪農糞尿などの濃度の濃い排水の処理システムを農研機構、北海道大学、北海道立農業試験場と協力して国内で初めて開発し、寒冷地での実用化に成功しました。

農研機構、北海道大学、道立農業試験場との協力により、システムの浄化機能は冬期を含めて5~10年の長期にわたり安定していることを検証しました。また、海外では本システムをベトナムの大規模養豚場に2カ所建設し、現在、分析・検証を行っているところです。

この度は平成28年度農林水産技術会議会長賞受賞の栄誉を賜り、心より感謝申し上げます。

20170515_1

原水と処理水

20170515_2

酪農パーラー排水処理及び養豚場糞尿処理

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課

担当者:広報班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407
FAX番号:03-5511-8622

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader